アルテミスの涙

個数:

アルテミスの涙

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月20日 16時21分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866224
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

まばたきの会話で女医は真相をつかめるのか

『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか? 病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが――
社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。

【編集担当からのおすすめ情報】
「わたしのこころはしにました」
「たすけてください」
「きんしされています しゃべるなって」
寝たきりで話すことができない女性患者と、文字盤を使った”まばたき”によって交わす緊張感あふれる会話。
かつてない設定のスリリングなミステリーです。

内容説明

『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していた。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか?病院は騒然となり、事件はマスコミに報道されて批判の嵐が巻き起こる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の“声”を聞くが―!?

著者等紹介

下村敦史[シモムラアツシ]
1981年京都府生まれ。2014年、『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は数々のミステリランキングで高い評価を受ける。15年刊行の『生還者』は日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

383
下村 敦史は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 愛は瞬間的な幻想のような気もしますが、アルテミスのような純愛ミステリでした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093866222021/10/28

パトラッシュ

324
医師による患者への暴行とみられていた事件が、実は心中を図った男との愛を貫くための覚悟の行動だったとは。ギリシア神話のアルテミスは気の強さで知られる女神だが、まぶたの動きでしか意思を伝えられない体になってしまったらアルテミスでも死を望むだろう。そんな状態の女性が妊娠を果たすには、自分を支配する両親に対する反抗の意志と生きた証を残したい執念がなければ無理だ。その強い心のありようが美しいと感じるか、あるいは怖いと感じるかで評価が分かれるのでは。また男女どちらかが健常であったら、物語はどう変わったか想像が難しい。2022/01/18

旅するランナー

322
閉じ込め症候群の女性患者がレイプにより妊娠する事件から始まる、予想外の展開。愛、命、情。読者に何が正しいのかを突き付ける深さを持つ、シチュエーション小説。「潜水服は蝶の夢を見る」の引用も納得の佳作。”あ“ ”い“ ”は“ ”だ“ ”れ“ ”に“ ”も“ ”ひ“ ”き“ ”さ“ ”か“ “れ” “な” “い”2021/11/03

しんたろー

252
事故により「閉じ込め症候群」となり、意識はあるのに体を動かせず会話も出来ない愛華が、入院後に妊娠した事が発覚して、担当医の高森が被疑者として逮捕。産婦人科医・水瀬を主人公に不可解な事件が明らかになってゆく…サクサクと読める面白さはあるが、設定を維持するための無理やり感もある。愛華の両親が毒親として描かれていて、それが事件の根源であるにしても「典型的」過ぎるのが苦しく感じるのだろう。親なりの苦悩があれば、共感しないまでも納得できたと思う。とは言え、命や愛の尊さを「熱~く問う」下村節は健在なのは嬉しく思えた。2021/11/12

nobby

221
「これは愛です」あまりに滑稽で理解の範疇を越える事態から、その一言に伏せられた真実に導く仕掛けは秀逸。〈閉じ込め症候群〉により意識あれど四肢も動かせず発語も叶わない入院患者の妊娠…いつもながら我々の通念や倫理を揺さぶる重苦しい雰囲気のままに、犯罪を追いつつ向けられる答えなき問いに感じるのは憂いか偏見か…ありえない設定ながら、どうにか彼女の“意思”を汲み取ろうとする熱意に絞った展開は分かりやすい。最後には身近と捉えられる障がい者の抱える問題にまで落とし込むのも上手い。そこにあるのは命、そして間違いなく愛だ…2021/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18447909
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品