ジゼル

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093864794
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

華麗なるバレエ・ミステリー、開幕!

東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡するという事件が起き、「ジゼル」は長いあいだ封印されてきた。
公演に向けて準備を始めようという矢先に、花音の同期の蘭丸は、夜のスタジオでジゼルの衣装を身に纏った真由美の亡霊を目撃する。
そして、芸術監督の蝶野は事故で大怪我を負い、プリマの嶺衣奈は精神的に追い詰められていく。配役の変更で団員の間に不協和音が生じる中、不可解な事件が相次いで……。
これはすべて真由美の”呪い”なのか? 花音は真由美の死の真相に迫っていく。
「嫉妬」と「愛憎」渦巻くサスペンス。
その先に待ち受ける、切なすぎる真実。
小説版『ブラック・スワン』とも言える、華麗なるバレエ・ミステリーが開幕!!


【編集担当からのおすすめ情報】
人気バレリーナの上野水香さんが大絶賛!!
「実際のバレエの『ジゼル』と小説が並行して進んで、そのリンクが絶妙でした!息もつかせぬストーリー展開とあいまって、どんどん読み進めてしまいました。この作品が映像化されるなら、ぜひこの嶺衣奈を演じてみたい」
発売前から『Oggi』『美的』他、女性誌で話題に!!
『きらら』11月号からは新連載もスタートするので、合わせて楽しんでください!

秋吉 理香子[アキヨシ リカコ]
著・文・その他

内容説明

東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡する事件が起き、「ジゼル」はタブーとなっていた。そんな矢先、目撃された真由美の亡霊。公演の準備を進める中、配役の変更で団員の間には不協和音が生じ、不可解な事件が相次いで…。これはすべて真由美の“呪い”なのか?『ジゼル』の封印を解いた時、悲劇的な死を遂げたプリマの想いが甦る―!!

著者等紹介

秋吉理香子[アキヨシリカコ]
兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。’09年、同作を含む短編集『雪の花』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

410
秋吉理香子は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。トゥシューズを破壊(カスタマイズ?)するシーンには驚かされましたが、その後は想定内の展開でした。昔観た『サスペリア』を少し想い出しました。バレエ『ジゼル』の舞台を観てみたいなぁ。2018/06/25

風眠

266
美しく見せるために身体を変えていく。バレエは身体を改造し、訓練し、コントロールし、美しさを追求する芸術なのだと思う。そこには身体の苦痛だけではなく、己の心との闘いもあるだろう。努力がすべて報われるわけではない。嫉妬のような、苦しくて割り切れない想いを抱えながら踊るから、バレエは美しいのかもしれない。バレエに縁がないと、バレエダンサーについて知ることがないので、そこは興味深く読む事ができた。ただ、殺人や復讐は無くてもよかったのかな、とも思う。ダンサーの心情に焦点を絞った心理劇だけでも充分だったように感じた。2017/11/08

うっちー

225
なんか無理矢理2017/10/18

utinopoti27

209
演目「ジゼル」に纏わり、過去にあるバレエ団で起きた悲劇。封印されていた演目の再演を決めた劇団に、次々と降りかかる不可解な事件。その影にちらつくのは、15年前に命を奪われた天才プリマの亡霊なのか・・。嫉妬や愛憎渦巻く環境で、高みを目指して切磋琢磨するプロダンサーたちの苦悩がリアルに描かれていて、現在進行形で起こる事件と、ジゼルの物語をリンクさせる構成の妙は実に心憎い。一方でいつものイヤミス色は薄く、ミステリとしても、前半の盛り上がりに比べて後半の収束が拙速で、やや強引な辻褄合わせになってしまったのは残念だ。2019/10/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

167
バレエの世界が舞台。15年前の事件も絡めてイイ感じでした。最後のカーテンコールでもう一度ビックリも・・・。2018/03/12

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