超釈 北斎春画かたり―喜能会之故真通より

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超釈 北斎春画かたり―喜能会之故真通より

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093864268
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

北斎の春画と詞書きを読み解く超解釈小説集

稀代の天才浮世絵師・葛飾北斎が描き、「春画展」の目玉作品のひとつでもある名作艶本「喜能会之故真通」(きのえのこまつ)の図とその背後に書かれた詞書(登場人物のセリフとト書き)に着想を得るとともに、その全てを活かしつつ書き下ろした「超解釈」小説&カラー図版集。「北斎の春画には、びっしりと文字が書き込まれている。だが、現代人がそれを解読するのは難しい。車浮代さんは、そのテキストを”超釈”して、江戸時代人の肉声をわれわれに伝えてくれる。」(山下裕二・明治学院大学教授)。「喜能会之故真通」上中下全巻の絢爛豪華なカラー図版を収録するとともに、北斎が絵に込めた意図を読み解く。第一話「若殿と奥女中の話」、第二話「搗屋の話」、第三話「炬燵にあたる夫婦の話」、第四話「若後家と養子息子の話」、第五話&第六話「蛸と海女の話」と厳選した五図を取り上げ、江戸時代の文化と肉声を解読するための作品。
<著者紹介>
車 浮代(くるま うきよ)時代小説家/江戸料理・文化研究家。浮世絵展の監修、江戸文化に関する講演、TVのレギュラーなども務める。3万部となったベストセラー小説『蔦重の教え』(飛鳥新社)、第2回書店金賞ノミネートの『江戸おかず12ヵ月レシピ』(講談社)がある。近著『春画入門』(文春新書)は2万部を越えた。




車 浮代[クルマ ウキヨ]
著・文・その他

目次

1話 若殿と奥女中の話―上巻第一回
2話 搗屋の話―上巻第六図
3話 炬燵にあたる夫婦の話―下巻第一図
4話 若後家と養子息子の話―上巻第二図
5話 蛸と海女の話~表街道―下巻第三図
6話 蛸と海女の話~裏街道―下巻第三図

著者等紹介

車浮代[クルマウキヨ]
時代小説家・江戸料理研究家。大阪芸術大学デザイン学科卒業。セイコーエプソン(株)のグラフィックデザイナーを経て、故・新藤兼人監督に師事し、シナリオを学ぶ。浮世絵展の監修、江戸文化に関する講演、TVのレギュラーなども務める。日本ペンクラブ会員、国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

92
春画とともにある文は、小さい字で読めないので、それをなんて書いてあるか知りたかったのだが、こちらはそれをもとにした創作であった。 元の文だけを読んでみて想像をふくらませた方が楽しかった。この本は、車浮代さんの解釈を元にした創作である。各話の最初に、春画に書かれている文章が読める形で出ているので、三作目からはそれだけを読んだ。2016/02/20

かおりんご

41
超釈というより、小説。これはこれでありなのかもしれないが、春画を読みとく本を期待してると、残念な感じ。2016/02/28

チャーリー

0
思わず目がとまった北斎春画の創作。この春画はとてもインパクトあり。当時は人気で初夜を迎える娘へのテキストでもあったと聞く。こんなの図書館に置いているんだ。(^O^)2017/05/14

チェーザレ

0
ちょっと思ってたのと違ったけど、面白かった。なるほどそんな見方もあったかと。2016/02/21

d_snofkin

0
葛飾北斎の春画「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」の5枚の絵と、添えられた詞書を素に著者が内容を膨らませて書き下ろした小説6話。 春画は芸術作品であることも分かるし、この著者が書いた小説が好きで全部読んでみたいと思って読み進めたが、登場する人物の背景や心の機微なども描かれてはいるが、主な題材が男女の交わりなので読了後は少々食傷気味になってしまった。

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