出版社内容情報
『ジョジョ』ファンの間で伝説となっている大ヒットノベライズがついに文庫化!! 第5部で、ジョルノと袂を分かったフーゴが挑む試練とは……。上遠野氏書き下ろしエピソードも収録!!
内容説明
国民的漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の伝説的ノベライズ、ついに文庫化ッッッ!!!“組織”の新ボス、ジョルノに対する忠誠心を試されることになったフーゴ。かつてのボス、ディアボロとの対決を前に、仲間たちと袂を分かった彼に対して“組織”が求めた贖いとは、逃走中の裏切り者“麻薬チーム”の抹殺任務に就くことだった…。上遠野浩平が描く「一歩を踏み出すことができない者たち」の物語。
著者等紹介
上遠野浩平[カドノコウヘイ]
1968年生まれ。98年に第4回電撃ゲーム小説大賞を『ブギーポップは笑わない』で受賞
荒木飛呂彦[アラキヒロヒコ]
1960年生まれ。第20回手塚賞に『武装ポーカー』で準入選し、同作で週刊少年ジャンプにてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
133
文庫化に伴い、さらにエピソードの書き下ろしが追加され、再読しました。書き下ろし部分だけ読むつもりだったんですが、ついつい最初から読んで引き込まれ、JOJOワールドを堪能してしまいました。単行本を読んだときも思いましたが、やっぱり漫画化して、擬音たっぷりの画をみたいですね(^^)2017/08/25
やも
86
ジョジョは5部が1番好き。漫画には敵わないだろうなー、飛呂彦の絵があってこそのジョジョだよなー、なんて思いながら積読してたけど、面白い!これはジョジョだ!!そうそう、フーゴのその後が気になってたんだよ。漫画の方と違和感0でリンクしてるやん。あの台詞もあの行動も、なるほどねー!ジャイロも言ってたわ、「納得はすべてに優先するぜッ!!」ってね。5部はこれも読んでこその完結だね。漫画にしたら10巻分くらいのボリュームがあるんじゃないかな?う〜ん、ありがとう!いい本です!2023/06/09
HANA
61
ジョジョ五部で仲間から離れて、それっきり居なくなったフーゴの物語。明らかに能力がヤバすぎたので外したとしか思えなかったけど。本作はそんな彼が前向きに歩き出す話。ジョジョ独特の能力バトルとしては騙し合いも含めて多少物足りない部分もあるが、それでも第五部の欠けている部分を埋めるには十分な出来であった。敵の能力も五部らしく色々と捻ったものが多く、そちらはそちらでもいい味を出しているように思う。何より著者のジョジョ愛が感じられるのがいい。第五部、久々に読みたくなってきたなあ。しばらく読むのを中断していた七部も。2017/07/30
扉のこちら側
60
2018年144冊め。正直、原作の熱いファンというわけではなくうろ覚えで読んだので固有名詞に戸惑った。とにかく出てくるキャラの名前が多い。原作エピソードの後日譚であり、補完の物語としては十分すぎる出来栄えである。2018/05/13
kei@名古屋
30
文庫になって安くなって追加エピソードがつくってのはお得感がありますね。感想自体はハードカバーにて、そしてこの文庫を読んで、目が二つあるから立体に、耳が二つあるから距離感を、スタンドを感じる器官が二つあったら私にも見えるのかな?と妙に納得して本を閉じました。ジョジョは紫と緑のイメージなんだよなぁ。。と改めて思ったり思わなかったり2017/08/28