出版社内容情報
町の景色と人情が心に沁みる石田千連作小説
<いちばんまえの席があいた。となりのおじいさんは、いそいで移動して椅子によじのぼった。男のひとは、いつまでもあの席が好きでおかしい。> 夫をなくしたばかりのお年寄り、自分の進路に迷う高校生、上司とそりが合わず落ち込むサラリーマン、合コンに馴染めないOL……、季節、場所、人は違えど、バスにゆられて「明日もがんばるか」と元気を回復する二十篇。
第一回古本小説大賞、2011年、12年芥川賞候補の石田千氏の最新小説。「お洒落なイタリアンより酒肴の旨い居酒屋が好き」「流行のファッションより古着やナチュラル系の服が好き」という女性を中心に人気を博している小説家・エッセイストの、人情に溢れ、ほろっときたり、ほほ笑んだりしながら読める物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
週間ベストセラー第1位!
(東京堂書店神田店 6月25日?7月2日)
ほかにも品切れ店続出。
ゆっくりとした流れで、バスのなかだからこその、人との路線バスには、他の乗り物にはないゆったりとした時間の流れがあります。そして、バスにゆられている乗客ひとりひとりに、それぞれ抱えている人生があります。穏やかに、でもじわーっと心にしみてくる石田千氏の小説は、思わず涙がこぼれそうになります。
石田 千[イシダ セン]
著・文・その他
内容説明
季節、場所、人は変われど、ゆるり、ゆられて元気を回復していく二十篇。
著者等紹介
石田千[イシダセン]
1968年福島県生まれ、東京育ち。國學院大學文学部卒業。2001年、第一回古本小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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chimako
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