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六月の海を泳いで

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093861861
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

死で別たれた四年間の不倫の恋。自分の知らない達彦を探しに、倫子は彼の妻ひとみさんに会いに出かけた。許されぬ恋人たちの「愛と別れ」を描いた苛烈なる恋愛小説。

著者等紹介

広谷鏡子[ヒロタニキョウコ]
1960年香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。95年「不随の家」で第十九回すばる文学賞を受賞する。2002年に発表した『花狂い』は老境に達しようとする熟年世代の苛烈な愛を描き話題を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クリママ

51
不倫相手の葬式から始まる、主に倫子目線の彼との思い出。不倫を妻や母親に告白したり、自分が前へ進むために家へ押しかけ彼の部屋を見せてもらったりと、したい放題。猫の名前など悪趣味にもほどがある。二人は満足かもしれないけれど、傷ついた人はどうしたらういいの。何の後ろめたさや思いやりもなく、その上の最後の手紙にはげんなり。主人公は20代後半だが作者は60代だから、不倫の身勝手さを書きたかったのだろうか。文章ももう少し練れていてほしい。文庫版「あなたがいてもいなくても」は改題か。2022/09/19

あー

14
不倫の話。思いの外切なかった。2021/12/21

mokamoka

5
面白くない本を読んでしまった。ただでさえ不倫キライなのに、登場人物が全員、気持ち悪かった。ファンタジックみんないい人ってこと?ありえないし、現実感全くないし、生ぬるいぬるぬるとした汚れた海に浸かっている感じ。2010/09/02

野のこ

4
不倫もの。倫子のどうして私のものにならないの?とかかなりの嫉妬束縛で、共感できない部分が多かったです。しかも本気だし。達彦が倫子の手紙を奥さんに残したのもよくわからなかった。でも文章は好きなので他のも読んでみたいです。2016/06/16

こーます

3
達彦さんも倫子さんもお互いをとても大切に想っているということはわかるんだけど、イイ大人の二人にしては、周りへの配慮の無い行動が残念。妻に宛てた最期の手紙に、そんなこと書くか⁈ととても不愉快だった。2014/07/06

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