出版社内容情報
健康で長生きする秘訣は、歩いて山に登ること。その気があればだれでもヒマラヤ8000メートルに登れます。椎名誠氏のあやしい探検隊メンバーをはじめ、多くの中高年を世界の高峰に安全に登らせてきた著者がその方法を教えます。
世はまさに登山ブーム。人気ルートには季節を問わず、中高年があふれかえっています。それとともに増えている、あまりにも無知が原因としかいいようのない遭難事故。 自らその世代になり、中高年登山教育に目覚めた著者は、椎名誠氏のあやしい探検隊のタワシ髭の登山隊長でもあり、世界七大陸最高峰登頂最年少記録を作った、野口健氏のテクニカルアドバイザーを務め成功に導いたのをはじめ、自身もエベレスト厳冬期最高到達点記録を持つなどベテラン登山家です。60歳代、70歳代の人をアラスカやヒマラヤの高峰に安全に登らせてきた経験から、本人に意志があり、ゆっくり正しく登れば誰でも登れるという結論に達しました。あやしい探検隊でおなじみの沢野ひとしさんの楽しいさし絵を眺めながら、まだ見ぬヒマラヤに想いを馳せれば、もうあなたは、8000メートル峰への1歩を踏み出したことになるのです。
内容説明
「雲上の遊興は一生の歓会これ延年の術」ベテラン登山家が説く体験的安全登山論新常識。
目次
ちょっと長いプロローグ
第1章 わがまま登山のすすめ
第2章 心を鍛えるマインド登山
第3章 歩く解体新書
第4章 あなたにも登れます
第5章 格好よくスマートに山に行く
第6章 エベレストのぼらせます
感想・レビュー
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毎年デナリ(マッキンリー)に登っている大蔵さんの25年前の本。ちょうどそのころから7サミッツの商業登山が盛んになったと書かれている。当時10年連続で登って終わりにしようと思っていたそうだが、実際にはその後も続けてすでに30年以上になっている。コロナ禍で中断していたが、今年、再開するそうだ。と言ってももう74歳になり、私のガイド仲間でもあるビリーが後を引き継ぐらしい。気象遭難をなくすために始めた観測とその機器維持のための登山がこれからも無事に続けられますように。(2025/3/18読了)☆3.0点2025/03/18
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- 和書
- 大佛師松久宗琳