出版社内容情報
音楽だけでなく、人間的にもきわめて魅力にあふれたモーツァルト。本書は、その謎と魅力に満ちた人間像を、「父と子」「旅」「遊びと気晴し」「恋愛」「妻と家庭」「音楽と死」といった16の側面から生き生きと描写する。
目次
モーツァルトの家系
神童の光と影
教育パパ、レオポルト
旅に生きる人生
性格、未完の肖像画から
ピアニスト、モーツァルト
音楽批評価、モーツァルト
父親からの離反
遊びと気晴らし
カーニヴァル体験〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
369
数あるモーツァルト伝、モーツァルト論の一つだが、できるだけ客観的に語ることを旨としているようだ。資料としては父レオポルドとモーツァルト自身の書簡、そして姉のナンネル他の人たちの証言や書簡であり、その意味ではどの人が書いた評伝も似てくるのはいたしかたのないところ。しいて本書の特質を上げればモーツァルトにおける「死」の問題に大きく着目しているところだろうか。もっとも、それにしては『レクイエム』を語らないのはどうしてだろう。ただ、フリーメーソンはともかく、「ムクドリ追悼詩」への言及はやや特徴的か。2021/11/26
asoboku
3
高校時代の心の恋人モーツァルト。これは、随分大事に持っていて、その父レオポルドモーツァルトに憧れたりした。
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- 和書
- 死者たちへの捧げもの