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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093801294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

登山で頂上まで行く? 途中で降りられる?

「『あきらめる』って言葉、古語ではいい意味だったんですってね。『明らかにする』が語源らしいんです」

近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。
入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、
ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、
あれこれと思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。
親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。

ふとしたきっかけで生まれた縁だったが、
やがて雄大は彼らと火星に移住し、「オリンポス山」に登ることを決意する…!?

「あきらめる」ことで自らを「あきらかにしていく」――
火星移住が身近になった、今よりほんの少し先のミライが舞台の新感覚ゆるSF小説。



【編集担当からのおすすめ情報】
山崎ナオコーラさんデビュー20周年に刊行される本作のテーマは「あきらめる」。
現代では一見ネガティブな響きのある言葉ですが、あきらめることで自分の輪郭が見えて、きれいなばかりではない本音や進みたい方向、ありたい姿、自分の限界が「あきらかになっていく」物語です。

何かの頂点に立つことや他者からの評価などをあきらめたときに、登場人物たちに起きる変化は、読者の皆様にもぜひ追体験していただきたいです。
読後に清々しい風が胸に吹き込んでくる長編小説です。ぜひお楽しみください。

内容説明

近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、あれこれ思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ででんでん

73
「あきらめない!!」ではない。「あきらめる」の語源は「明らかにする」こと。火星に移住が可能になった近未来が舞台で、物語に入っていけるかなと思ったが、舞台いかんにかかわらず、ナオコーラさんの直球メッセージが詰まった本…大事にしたい言葉、共感できる言葉がいっぱいだった。「残りの限られた日々を、『私は、私が大好き』と思って、自分を愛して過ごしたい」「育児という仕事には瞬発力が必要で、じっくり考えている暇がないというシーンも多い」「『評価される姿こそが、より自分らしい姿だ』という思いはどこから来るのだろう」2024/06/06

うわじまお

48
少し未来の物語。シニア夫婦の4人家族と同じ町・マンションで暮らすシングルファザー?シングルマザーとその子供たちが火星に移住する。あきらめる=あきらかにする=自分自身を。人は一人で生まれて、一人で死んでいく。結局人は誰しも孤独な存在で、自分という存在をあきらめる=あきらかにするために、人生はある。だし、自分という個性(心や思考)は宇宙よりも大きい存在だから、コントロールすることなどできない。一つの真理だと思えた。ちょっと気が楽になりました。ナオコーラさんに感謝。ちなみに、輝は女性だったのでしょうか?2024/06/14

Natsuko

40
ナオコーラさん10冊目。年々主張の強さに気圧されてか苦手意識が芽生え始めていたが、この一冊で見事に覆った。あらすじにある通り、正真正銘「新感覚SF」。ジェンダーや、未来の親子・夫婦像、ルッキズム、エイジズムを散りばめたストーリーに、火星移住やロボットによる遠隔散歩などSF要素満載、しかしながら心に訴えかけてくるものは「あきらめること」についてのナオコーラさんのメッセージ、まさに新感覚だった。忘れられない読書体験、今年のマイベスト候補棚に並べる。2025/04/19

ぐうぐう

32
あきらめることで見えてくるものがある。「あきらめる」の語源が「あきらかにする」という意味の古語から来ていると山﨑ナオコーラは本作で明かす。「あきらめる」という否定的なニュアンスの言葉が「あきらかにする」というポジティブな意味を含むことを知る時、言葉の見方が変わったように、世界もまた違った風景として見えてくるのかもしれない。ナオコーラの言う多様性とは、たぶんきっと、そのようなことだ。風景はたくさんあったほうが楽しい。それと同じように、考え方も多様なほうが楽しいはずだ。(つづく)2024/04/30

りぃぃ

31
日帰り旅の行きの移動中に地球滅亡の話を、帰りにこれを読んだからか、地球滅亡するから火星に行くんだっけ?と一人で頭ごちゃごちゃ。最後までファンタジー感たっぷりでふわふわして読了。 タイトルの『あきらめる』は諦めるではないことは理解した。2024/07/13

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