出版社内容情報
柔道とオリンピックで国際平和を目指した男
心身を鍛えるために柔術を習い、そこから柔道を生み出し、講道館を設立した「柔道の父」こと嘉納治五郎。しかし彼の偉業はそれだけではありません。
明治時代、まだ国際的に弱かった日本において、教育の大事さを感じた治五郎は、第五高等中学校(現在の熊本大学)や高等師範学校(現在の筑波大学)の校長を歴任。そして学問は元より、体育(スポーツ)による人間形成を説くのです。
また、アジア人初のIOC(国際オリンピック委員会)委員に就任、日本が初めてオリンピックに参加した1912年のストックホルム大会では日本選手団の団長をつとめます。そして1936年には、IOC総会で1940年の東京オリンピック招致に成功しているのです(その後、太平洋戦争の激化により返上)。
「柔道の父」「体育の父」「教育の父」と崇められる嘉納治五郎。その激動の人生が、学習まんがに初登場です。
ちなみに、2019年のNHK大河ドラマ『いだてん?東京オリムピック噺』にも嘉納治五郎が登場します。
嘉納治五郎役は役所広司さんが演じます
【編集担当からのおすすめ情報】
アテネオリンピック柔道金メダリストの鈴木桂治さん(国士舘大学柔道男子監督)が、治五郎の教えとご自身の柔道への熱い思いをこめたオビの言葉も必見! オビは初版にしかつきませんのでお早めにお買い求めください。
嘉納治五郎写真館……1
第一章 治五郎のおいたち……8
第二章 講道館の設立……60
第三章 柔道による教育と平和……76
第四章 アジア人初のIOC委員……94
第五章 東京オリンピックへの道……116
学習資料館
◎解説:嘉納治五郎について…150
◎学習人物ガイド:嘉納治五郎ゆかりの人物…156
◎年表:嘉納治五郎の時代…158
高田 靖彦[タカタ ヤスヒコ]
イラスト
上野 直彦[ウエノ ナオヒコ]
著・文・その他
内容説明
柔道の父・嘉納治五郎。「精力善用」「自他共栄」の考え方にもとづき、柔道を世界に広め、東京に初めてオリンピックを招致した男の生涯!
目次
第1章 治五郎のおいたち
第2章 講道館の設立
第3章 柔道による教育と平和
第4章 アジア人初のIOC委員
第5章 東京オリンピックへの道
学習資料館
著者等紹介
真田久[サナダヒサシ]
筑波大学体育専門学群長・教授。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与。嘉納治五郎研究の第一人者
高田靖彦[タカタヤスヒコ]
広島県出身。第1回スペリオール大賞受賞
上野直彦[ウエノナオヒコ]
兵庫県出身。スポーツライターをつとめながら、まんがシナリオなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
ふじ
shiho♪
れい
keigo