潜入ルポ amazon帝国

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  • サイズ 46判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093801102
  • NDC分類 024.53
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「アマゾン・エフェクト」の正体を見た!

〈「とてつもなく大きくなったなぁ……」と気圧されるような思いに陥った(中略)私がアマゾンの物流センター内部に足を踏み入れるのは15年ぶり〉(第1章より)
“世界最大の小売企業”アマゾンによって、いまや日本市場は制圧されつつある。果たして、その現場では何が起きているのか――「アマゾン・エフェクト」の実態に迫るべく、著者は『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』以来、15年ぶりにアマゾンの巨大物流センターに潜入する。さらに、即日配送、カスタマーレビュー、マーケットプレイス、AWSなど、アマゾンのさまざまな現場に忍び込んでは「巨大企業の光と影」を明らかにしていく。私たちはこのまま何も実態を知ることなく、「アマゾン帝国」に支配されていくのだろうか……日本人に大きな問いを投げかける力作ルポルタージュである。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の横田氏は、日々の生活用品をほとんどアマゾンで買いそろえています。さらに、アレクサに頼んでニュースを聞き、映画はアマゾンプライムで観て、漫画や小説はキンドルで読んでいる。どこにでもいるアマゾンユーザーに過ぎなかった著者が、たったひとりでこの巨大企業の実態に迫りゆく。「巨象に立ち向かうアリ」の奮闘をご覧ください。

内容説明

“企業”にもっとも嫌われるジャーナリストが現場潜入ふたたび!「アマゾン・エフェクト」の正体を見た。

目次

第1章 15年ぶり2度目の巨大倉庫潜入
第2章 アマゾンではたらく社員の告発
第3章 宅配ドライバーは二度ベルを鳴らす
第4章 ヨーロッパを徘徊するアマゾンという妖怪
第5章 ジェフ・ベゾス あまりにも果てなき野望
第6章 わが憎しみのマーケットプレイス
第7章 フェイクレビューは止まらない
第8章 AWSはAIアナウンサーの夢を見るか
第9章 ベゾスの完全租税回避マニュアル
第10章 “デス・バイ・アマゾン”の第一犠牲者

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

242
最初は配送センターの作業者として著者が入って、Amazonの真相に迫る感じの取材が面白い。他のAmazonの本と違って潜入したと言うのがアピールな感じだけどそこまで潜入での成果って少ないような気がした。物流、出版に凄く関わる話なんだなと勉強になる。色々問題ありながらもAmazonとは付き合わざるを得ないし、みんな利用していくんだろうな。にしてもアメリカとか欧州ではAmazonと真っ向にやりあってる団体、政治家が多く勝ち取ることもあるのには日本での政治、団体が如何にもひ弱なのかがよくわかる。2021/02/14

kinkin

111
潜入ルポというので謎の多いアマゾンの倉庫内部を徹底的に暴くのかとワクワクしながら読んだが少しがっかり。契約社員を装ってカートを持たされ一日に10キロ近く歩き一方でノルマがきついことはよくわかった。しかし他の章は宅配ドライバーやマーケットプレイス、ジェフ・ベゾスのことなどで占められていた。アマゾンの内部が大きすぎてルポの対象としては手に負えなかった面があるのかも。しょっちゅうアマゾンを利用するものとしては、カートを押している倉庫の人たちの労をねぎらいたい。図書館本。2019/11/01

えちぜんや よーた

94
何かピンとこないものを感じた。確かに労災隠しのようなことをすることは問題だ。大いに問題追及をやってほしい。といって各国政府がアマゾンの租税回避を非難したり、労働組合を立ち上げたりすることは根本的な問題解決につながらないと思う。「amazonのサービスなんか使わんし物流センターで働きたくもないわ」と思われるくらいのサービスを提供できる企業が存在していないことに問題があるのではないか。amazonを超える会社が誕生すれば、ステークスホルダー(消費者・労働者・株主)は自然とamazonを見放すだろう。2019/10/30

海月

86
図書館本。弟に勧められて読みました。Amazonという会社に潜入し海外で同じく潜入した人にも話を伺い色々な方向からAmazonに対する疑問点を読者に問いかける本という内容かな。とにかく読んでみて実に興味深かったです。Amazonではたくさんの人に支えられて手元に届く。その支えてる人達の労働条件は過酷だという。ただどこの企業でも最下層は賃金低いし辛いと思う。自分も前職は上ばかりが儲けて下はサービス残業当たり前の会社だったので…。嫌なら抜け出すしかない。今の自分はAmazonがないとヤバい(笑)2021/12/01

trazom

81
アマゾンやベゾスを礼賛する書籍を何冊か読んだあとで、今度は、闇の部分を見る。物流センターの非人道的な労働実態、宅配業務の現実、マーケットプレイスにおける優越的地位の乱用、書籍流通の課題、租税回避の実態など、具体的な体験や取材に基づくルポだけに現実感がある。アマゾンが嫌うのが、①組合活動、②税金を払うこと、③情報を開示することというのもこの巨人の本性を象徴している。「顧客至上主義」で徹底的に研ぎ澄まされたビジネスモデルではあるが、アマゾンが優先するのは、顧客であって、社会や人間ではないのだろう。2020/05/24

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