小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

個数:

小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月20日 07時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093798792
  • NDC分類 289
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ヤマト「宅急便の父」が胸に秘めていた思い

2005年6月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。

「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた――。

著者は丹念な取材で、これまで全く描かれてこなかった伝説の経営者の人物像に迫った。驚きのラストまで、息をつかせない展開。第22回小学館ノンフィクション大賞で、賞の歴史上初めて選考委員全員が満点をつけた大賞受賞作。

森 健[モリ ケン]
著・文・その他


目次

序章 名経営者の「謎」
第1章 私財すべてを投じて
第2章 経営と信仰
第3章 事業の成功、家庭の敗北
第4章 妻の死
第5章 孤独の日々
第6章 土曜日の女性
第7章 子どもは語る
第8章 最期の日々

著者等紹介

森健[モリケン]
1968年1月29日、東京都生まれ。ジャーナリスト。92年に早稲田大学法学部卒業。在学中からライター活動をはじめ、科学雑誌や総合誌の専属記者で活動。96年にフリーランスに。2012年、第43回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。15年、『小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』で第22回小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

232
第1回(2017年)大宅壮一日本ノンフィクション大賞受賞。 2005年に他界した「宅急便の父」と呼ばれる ヤマト 小倉昌夫のもう一つの物語である。 規制緩和のために 官公庁と闘い、伝説の 名経営者と呼ばれた小倉昌夫はなぜ 私財を 投げうって 福祉の道に突き進んだのか? 丹念な取材の先に突き当たった真実とは? 長年秘めていた家族への想いが 行間から 溢れ出て涙を誘う.. 人の生き様に心が 感動し魂が共振するような そんな本だった。2017/05/28

Kawai Hideki

107
感動して一気読み。「宅急便の父」が晩年に立ち上げた社会福祉事業について、その動機を丁寧に読み解いていくドキュメンタリー。夫婦ともどもクリスチャンだった小倉が、妻の死をきっかけに北海道の小さな教会に寄付をする話から始まる。その動機に小さな違和感を持った著者が取材を進めるにつれ、小倉家の深刻な家庭問題と、妻の死の真相まで暴く事になる。ゴシップ趣味の本かとも思ったが、小倉昌男の背負った苦しみを描ききることで、彼の信仰の真実さ、父親としての愛の深さが際立っている。満場一致で小学館ノンフィクション大賞受賞も納得。2016/08/24

きむこ

73
小学館ノンフィクション大賞受賞作。宅配便の生みの親の小倉昌男が私財46億円を投じて作った福祉財団。晩年の彼がなぜそこまで福祉活動にのめりこんだのかを丁寧に取材。現役時代は運輸省や郵政省相手に真っ向から対決し宅配便というシステムを社会に浸透させた経営者。ここに描かれている彼は熱心なクリスチャンで、妻を愛し娘を愛し・・そして『障害者が月に10万円稼げる場所を作ろう』と奮闘。正直ここまで書かなくても・・とも思ったが読み終えた今は『小倉昌男』が立体的に見えるようになり、より魅力的になった。★4.52016/06/27

おさむ

58
家の近所にスワンベーカリーがあり、障害者の人達が働いている。そこが、クロネコヤマトの財団の支援で運営されているとは初耳でした。名経営者の小倉さんが実は家庭で苦労を重ねていたという新たな事実を、家族らへの綿密な取材で掘り起こした力作。第22回小学館ノンフィクション大賞。2016/05/24

hatayan

53
クロネコヤマトの宅急便を生み出したヤマト運輸の経営者・小倉昌男の評伝。国の規制と戦い事業を成功に導いても家庭は不安定で娘のわがままに手を焼く状態。晩年の小倉が福祉に傾倒したのは、障害者を支えると同時に、家庭を安定させることができず悩み続けた自分自身の救済という意味合いがありました。最終章では娘が病から回復し父親と和解したことが記され、小倉が人生の最期を娘の暮らすアメリカで過ごそうとした冒頭のシーンとのつながりが明らかになります。希代の経営者を一人の親として描ききり、理想の人生とは何かを考えさせる一冊です。2021/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10134822
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。