「利他」―人は人のために生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093798273
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

震災後をどう生きるか?二人の初の対談集

なぜ、いい人ほど不幸になるのか? 理不尽な世の中を生き抜くヒントは「利他」――誰かの幸せのために尽くす生き方にある。

本書で紹介されている、ある老師の話によれば、「地獄」と「極楽」は、見た目ではそれほど違いはないという。どちらにも、大きな釜に美味しそうな「うどん」が煮えており、みんなが1メートルもある長い箸を持っている。地獄の住人は、われ先にと食べようとするが、箸が長すぎて自分の口にうまく運べず、他人の箸の先のうどんを奪い合うようになり、結局、みんなが飢えて、痩せ衰えていく。一方、極楽では、誰もが箸でんだうどんを、向かい側の人に先に食べさせてあげている。だから全員が満ち足りているのだ……。

生き方しだいで「地獄」は「極楽」に変わる。どんなに生きづらくとも、“誰かのため”なら、きっと生きられる――この挿話は、そんな示唆を与えてくれる。

二人合わせて百七十歳。作家として、経営者として、今も第一線で尽力し続ける二人の仏教者が、両人による対談集としては初となる本書で、震災後の苦難の時代を生きる「知恵」と「覚悟」を語り合う。読めば元気が湧いてくる、全国民必読の書。


【編集担当からのおすすめ情報】
著者のお二人は、数えですでに九十歳と八十歳、合わせて百七十歳となります。京都にお住まいで、共に得度を受けた仏教者であると同時に、作家として、経営者として、分野は違いますが、どちらも第一線で活躍されています。これまで、雑誌や鼎談本・アンソロジー集などで、お二人の対談や談話が一緒に紹介されることはありましたが、一冊の対談本としてまとめられたのは、本書が初めてとなります。東日本大震災後の日本人の生き方から、「老い」「病い」そして「死」をめぐる人生の諸問題について、互いが互いの良い聞き手になりながら、これまで一度も語られることのなかった本音が引き出されていきます。お二人の興味深いお話に引き込まれているうちに、いつしか元気が湧いてくる対談集です。

まえがき 稲盛和夫
第1章[震災を経験して] 今こそ、勇気を――「千年に一度」の悲しみを乗り越える法
第2章[逆説の人生観] なぜ、いい人ほど不幸になるのか――どんな悪い世の中もいずれ変わる
第3章[震災後の生き方] 「利他」のすすめ――人は“誰かの幸せ”のために生きている
第4章[新・日本人論] 日本を変えよう、今――「小欲知足」と「慈悲」を忘れた日本人へ
第5章[「利他」の実践] 人はなぜ「働く」のか――“誰かのために尽くす”ことが心を高める
第6章[生と死のあいだ] 「天寿」と「あの世」の話――「生老病死」の四苦とどう付き合うか
あとがき 瀬戸内寂聴

【著者紹介】
1922年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。63年「夏の終り」で第2回女流文学賞受賞。73年に中尊寺で得度受戒。92年「花に問え」で谷崎潤一郎賞受賞、2001年「場所」で野間文芸賞受賞。06年に文化勲章を受章。著書に「現代語訳源氏物語」「秘花」など多数。

内容説明

震災後の苦悩をどう乗り越えるか―作家として、経営者として、尽力し続ける二人の初の対談集。

目次

第1章 震災を経験して 今こそ、勇気を―「千年に一度」の悲しみを乗り越える法
第2章 逆説の人生観 なぜ、いい人ほど不幸になるのか―どんな悪い世の中もいずれ変わる
第3章 震災後の生き方 「利他」のすすめ―人は“誰かの幸せ”のために生きている
第4章 新・日本人論 日本を変えよう、今―「小欲知足」と「慈悲」を忘れた日本人へ
第5章 「利他」の実践 人はなぜ「働く」のか―“誰かのために尽くす”ことが心を高める
第6章 生と死のあいだ 「天寿」と「あの世」の話―「生老病死」の四苦とどう付き合うか

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年徳島県生まれ。作家・僧侶。57年『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞。61年『田村俊子』で田村俊子賞。63年『夏の終り』で女流文学賞。73年に岩手・中尊寺で得度。87年より天台寺住職に就任し、無料の青空説法を始める(2005年以降、名誉住職)。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞。96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞。98年『現代語訳源氏物語』を完成。2001年『場所』で野間文芸賞。06年に文化勲章、国際ノニーノ賞

稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年鹿児島県生まれ。経営者。59年に京都セラミック(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。84年に第二電電(現・KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問。2010年に日本航空(JAL)会長に就任。このほか、84年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。また、経営塾「盛和塾」の塾長として経営者の育成に心血を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

26
気の大切さ。単なる仕事上の成果ではなく、大切な人たちの人生をも時に左右・・・。想いが心となり、心が想いとなる。”忙”。心を亡くす。時にはふっと立ち止まり、どこかへ寄り道・・・。寄り道は心身の癒し。だからこそ笑顔を忘れない!言うが易し、行うは難し・・・。故の日々鍛錬あるのみ。身近な大切な人たちを想う気持ちを、他の人たちにも少しずつ少しずつ拡げていこう!2013/04/27

pocco@灯れ松明の火

15
京セラの稲盛さんと作家の寂聴さん、共通点は仏教。 「人の為に生きる」=「利他」  言葉面だけでなく行動できる稲盛さんって凄すぎるなぁ。2014/12/28

ぱんにゃー

12
徳の高い稲盛和夫さんと徳の高い瀬戸内寂聴さんの対談集です。ひとそれぞれですが、私はこの本に「ありがたい」と手を合わせたいと思います。2013/01/16

昭和っ子

11
「地獄でも極楽でも大鍋においしそうなうどんが煮えていて、みんな1メートルもある長い箸を持っている。地獄の人は長い箸で奪い合って食べようとするのでうまく口に運べず餓死してしまうが、極楽の人は箸でつかんだうどんを向かいの人に食べさせてあげるから皆が食べられる」という「利他」を表すたとえ話が面白かった。やっぱ今からは仏教の考え方が参考になるんだろうなぁ。あんまり飛行機乗った事ないのでよく分からないんですが、稲盛さんが会長になるまでJALってそんなに感じ悪かったんですか?2012/04/04

田中

10
対談形式で読みやすいです。稲盛さんのご活躍は周知の事実だが、瀬戸内寂聴さんの結構過激なユーモアが斬新でした。自ら「地獄へ行きたい」というのも面白い。震災年の対談だけに仏教の内容も深い。2014/03/07

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