内容説明
たたら製鉄から世界一の高炉を擁する近代製鉄所まで!日本が誇る「製鉄150周年」の到達点がこの1冊に凝縮されました。
目次
近代製鉄150周年―企業トップが語る「原子構造」から「地球環境」まで 新日本製鐡
世界最大高炉―を誇る巨大製鉄所の先端技術 新日本製鐵・大分製鉄所
巨大溶鉱炉の守護神―爆発事故も予見する操業熟練力 濱田重工
新高炉を4割安で完成―驚きのリストラ建設 住友金属小倉
高炉鳶の世界記録―忍者と呼ばれたスーパー高所作業プロ 山九
製鉄所の大断水―未曾有の危機克服のチーム力 日新製鋼・呉製鉄所
ドーナツ状回転皿プラント―直径16ミリの団子で新製鉄法 神戸製鋼所
工業プラントの寿命診断―金属疲労30年データの世界価値 物質・材料研究機構
ワイヤーロープ―ラーメンと天丼で「産業の命綱」の第一人者 ホリカワ
再生資源でコークスへ―廃プラ容器を製鉄に活用 新日本製鐵・八幡製鉄所
チェーン製造―第7世代の超強度と耐摩擦性 椿本チエイン
怪物パワーショベル―資源逼迫で空前の量産 日立建機
製鉄マンが挑む古代製鉄―たたら製鉄法に学ぶ 新日本製鉄・八幡製鉄所
玉鋼の復興―に本当を生んだ「たたら」の神髄 日本美術刀剣保存協会
巨大タービンロータ―鍛造で鍛え熱処理で魂を入れる 日本鋳鍛鋼
鍛造オペレータ―地上の「神」とその子孫たち 日本鋳鍛鋼
著者等紹介
山根一眞[ヤマネカズマ]
ノンフィクション作家。1947年東京生まれ。獨協大学外国語学部卒業。環境問題を中心に世界各地で取材を続け、温暖化危機を訴える講演は500回を超える。イリオモテヤマネコなど野生動物を通じて生物多様性を探る原点は取材15回のアマゾン。その活動によりブラジル・パラー州議会功労勲章を受章。1997年、環境を基軸とする産業革命「環境革命」を提唱。週刊誌対談「メタルカラーの時代」は2007年8月まで約17年、およそ800回続き、モノ作り技術者の貴重な証言記録を残し、東京クリエーション大賞で個人初の大賞を受賞。宇宙航空研究開発機構嘱託、福井県文化顧問。文部科学省次世代スーパーコンピュータ作業部会委員、農水省生物多様性戦略委員など政府関係委員を多数歴任。2001北九州博覧祭北九州市館、2005愛知万博愛知県館、国民文化祭2005福井、各総合プロデューサー。日本生態系協会理事、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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