銭道

青木 雄二【著】

小学館（2001/08発売）

• サイズ A5判／ページ数 202p／高さ 21cm
• 商品コード 9784093713719
• NDC分類 338.12
• Cコード C0095

出版社内容情報

夢や理想なんて甘っちょろいもんじゃ、銭っちゅう現実の前ではひとたまりもないで。青木雄二氏が、銭についての常識をくつがえす。ビッグコミックスペリオール好評連載中コラム「銭道」待望の単行本化。

「人はどうやったら、お金を儲けることができるのだろうか？」　不況だからこそ問われるこのテーマに、青木雄二が明快に答える。 「職業に貴賤なしは大ウソや」「銭を儲けようと思ったら、きれいごとではすまんで」「義理や人情では、メシは食えんで」?夢や理想なんて甘っちょろいもんじゃ、銭っちゅう現実の前ではひとたまりもないんやで。「ナニワ金融道」をはじめとする著書で、痛快なる辛口と自らの経験から銭哲学を放つ青木雄二の完全版が『銭道』である。巷に溢れている金儲け本とは一線を画すエネルギーと面白さに満ち満ちた一冊。

内容説明

誰でも簡単に金持ちになれる本。金持ちになるって、こんなに簡単なことだったのか！青木雄二が教える、目からウロコの究極の金儲け哲学。これであなたの人生は変わる。

目次

序章　金持ち切り捨ての抜本的構造改革塾『銭道』開講
第１章　学校では教えないマンション購入の極意
第２章　教師も口をつぐむ就職の絶対法則
第３章　青木流起業家短期集中セミナー
第４章　憧れの億万長者製造セミナー
第５章　国のシステム完全享受セミリタイア・セミナー
終章　失業は怖くない！怖いのは、闘争本能の消失！

著者等紹介

青木雄二［アオキユウジ］
’４５年、京都生まれ。某工業高校の土木科を卒業、電鉄会社社員、公務員、パチンコ店員、ボーイなど３０種類以上の職を渡り歩きながら、暇を見つけては漫画を描き、出版社に投稿。そのうちの一編が、後に累計１千万部の大ヒット作品『ナニワ金融道』の原型だった。巨額の富を手にするも、自らの信念に従い、頂点で漫画家を卒業。現在、「遊び暮らす」日々を送りながら「いかに貧しき人々を裕福にするか」の研究を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ノンミン]

お金を貯めること、投資について勉強になりました。例えば不動産物件の話がありますが、売り手側が圧倒的に有利になっていることがわかりました。とことん値切ってちょうどいいくらいになっていることがわかりました。

2023/03/26

[pacino]

多分ここから派生したKindleの本をさらさらと読む。

2023/07/10

[ぶっちゃん]

友人にこの著者の最新刊が面白かったと聞き、そういえば棚にあったなと思い出してきました。 逆説的になんだけど、お金儲けとは？資本主義とは？ワァオ。 この本が出版されたのは15年ほど前。 一層、この世界が顕著になっているのかも。でも　怖がらずに読んでみては？ 納得して（あきらめて）働くもよし なにくそと思うもよし。 まずは読まないと始まらない銭道。 でも読んだら儲かるわけではありません、あしからず。

2017/02/04

[おたきたお]

独特な文体。「プロ野球を100倍楽しく見る方法」の文体と似ている(関西弁であるという点も含め)。一般向け(前提知識なし)の唯物論の啓蒙書としては適しているし、「銭」に対するシビアな考えを説くという意味ではよくできていると思う。一言で言うと「生半可な考えで生きるな！」ということ。しかし、著者の「田舎で喫茶店」のたくらみ(田舎で喫茶店を開業すれば定着率が極めて高く、副次的収入すなわち農作物も期待できる)に対する読者(田舎在住の鍼灸師)の「善良な農家が存在することで初めて成り立つことを忘れるな」の指摘は秀逸。

2006/01/01

[いくみ♪]

先日読図書館で読んだ「僕が最後に言い残したかったこと」が良かったので、「やっぱりこの人はいいことを言ってるなあ」と思い、自分の本棚から引っ張り出して再読しました。運動強度（労働とは肉体的＋精神的なしんどさを合わせたものだということ）ってあまりおおっぴらに言われないけどかなり重要な基準だと思う。全体的に地に足が着いていているのがいい。しかし年金といい国債といい、マジ日本の将来は暗いなあｗｗｗ

2015/08/26