内容説明
ソフトウェアベンチャーであるユビキタスエンターテイメント(UEI)が、突如ハードウェア事業に参入、大きな話題を呼んだタブレットデバイス「enchantMOON」。“新しいコンピュータ”を掲げ、ペン操作を中心に据えた特異なインターフェイスを採用、ハードウェアを作る前に、映画関係者を集めてプロモーションビデオでコンセプトを提示するなど、独自の展開でも注目を集めた。enchantMOONの誕生ストーリから見えてくる、いま、ハードウェアを作るとはなにか。そして、新しいコンピュータを作るとはなにか。
この電子書籍は、Impress WatchのAV Watch連載「西田宗千佳のRandomTracking」2013年1月4日掲載記事、EPUBマガジン「MAGon」の「西田宗千佳のRandom Analysis」第021号(2013年1月9日発行)、第023号(2013年2月6日発行)、第028号(2013年4月28日発行)を中心に再編集し、実機レビューや出荷直前インタビューを書き下ろしたものです。必要に応じ、2013年7月現在の状況について注釈を加えていますが、本文中の情報は原則として初出時のものです。
目次
01.はじめに
02.UEIが仕掛ける「enchantMOON」の正体 目指すは「新しいコンピュータ」
03.iPadでもAndroidでもない! enchantMOON開発に秘められたもの
04.enchantMOONとScratch 2.0から見えた「教育とプログラミング」の未来
05.39,800円で予約開始! enchantMOONから見る「小規模製造」の理想と現実
06.「ハード」と「ソフト」「コンテンツ」の非対称性
07.製品版enchantMOONレビュー「コンピュータか文具か」
08.ソフトウェアベンチャーがハードウェアを作るということ