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手業に学べ 風の巻

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093663564
  • NDC分類 384.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

種苗庭師、アケビ細工、アンツク、茅葺き屋根師、備長炭師、竹細工師の6人に、どのように材料を集め、どんな道具を使い、何に気を配りながら仕事をするのかを徹底的に聞く。テクノロジーの発達で忘れてしまった自然との共生を、改めて考えさせてくれる一冊。

 『手業に学べ』天の巻、地の巻の2巻の続篇。自然の恵みを素材として、手の業を磨いてきた伝統職人たちから聞き書きをした列伝集。雑誌『ビーパル』に連載された記事を基に、そこでは書き切れなかった部分を書き足している。 大量生産を追及するなかで失われてしまった、人間の手が持っている偉大な力を再確認し、テクノロジーの発展で忘れてしまった自然との共生を、改めて考えさせてくれる。 前巻と異なるのは、クオリティの高い写真を使用することで、材料、道具、仕事場、作業工程、完成品などが、視覚的にきちんと伝わってくるところだ。文章と写真の融合により、さらに強く、人間の手業の巧みさ、おもしろさが伝わってくる。

内容説明

自然の恵みから、暮らしに役立つモノを創り出してきた伝統職人たちの聞き書き。

目次

岩手のシノダケ細工―夏林チヤ
雑木の種から苗を育てる造園業―千葉喜彦
秋田のアケビ蔓細工―中川原信一・恵美子
備長炭の炭焼き父子―湯上勇・昇
茅葺きの屋根師―熊谷貞好
石垣島のアンツク作り―平田一

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュースの素

8
日本各地で手作業で主に日用品を作って来た人に話を聞き、そのまま聞き書きを記録して本にしたシリーズもの。22才で辺境の電気も無い家に嫁に行き、舅から教わった篠竹のザルを作る主婦や石垣島のアダンの根の繊維からアンツクと言う物入れを編む男性など、もはや絶滅に瀕しているモノや技術を追う。今は安価でそれに代わる物が溢れる時代だがこれらの手仕事は本当に尊い。この取材はかなり前なのでもうこの世にいない方々も多い。人はこうして工夫を重ねて生きてきたんだなぁ・・・。2019/05/07

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