本田宗一郎本伝―飛行機よりも速いクルマを作りたかった男

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本田宗一郎本伝―飛行機よりも速いクルマを作りたかった男

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  • サイズ A5判/ページ数 536p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784093660525
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

1906年、鍛冶職人・本田儀平の長男として静岡県磐田郡光明村に生まれた本田宗一郎は、15歳にして早くも自動車の修理を自分の天職と決め、青雲の志を抱いて上京する。湯島のアート商会で奉公をして技術を磨き、弱冠18歳で外国製の消防車の修理をやってのけ、並みいる大人たちの度肝を抜く。修業を終え浜松に帰った宗一郎は、アート商会浜松支店の若社長として卓越した技術力と経営の才覚を発揮する。当時の内閣総理大臣以上の給与を稼ぎ、「浜松にアーさんあり」とその名を轟かせる一方、レーシングカーを自作するなど、技術に関することならなんでも採算を度外視して夢中になって克服してしまう天才であった。昭和21年、現在の本田技研工業の前身、本田技術研究所を設立。無線用の発電機を改造して自転車に積んだ簡易オートバイ「バタバタ」の開発、昭和26年に発売したオーバーヘッドバルブ4サイクル・150ccの画期的なオートバイ「ドリーム号E型」の大ヒットで会社の基礎をかため、昭和33年のスーパーカブの驚異的な売り上げが、日本一のバイクメーカーとしての地位を不動にする。そして昭和41年、2輪の世界グランプリで5クラス制覇の完全優勝、念願の「2輪世界一」を手に入れる。翌昭和37年、S360、T360をモーターショーに出品し4輪市場への参入を表明すると同時にF1への進出を世界に向けて宣言、一気に「4輪世界一」へ向けて第一歩を踏み出す。そして、栄光と賞賛の嵐の中であえて後進に道を譲って経営の第一線から退いてからの知られざる日々。頂点にのぼりつめてもなお奢ることなく、一技術者としての王道を求め続けた希代の「自動車職人」の知られざる実像を描く、迫真のコミック評伝。

目次

手の出生
アーさんのピストンリング
焼け跡のバタバタ
ドリーム号の夢
スーパーカブ、町にあふれる
藤沢武夫、アメリカへ飛ぶ
中村良夫、メキシコに勝つ
オヤジの空冷エンジン
息子たちの時代
写真でたどる本田宗一郎の軌跡1991→1919
三代目社長、本田宗一郎を語る 久米是志

著者等紹介

毛利甚八[モウリジンパチ]
コミック原作者および、ノンフィクション作家。1958年(昭和33年)、長崎県佐世保市生まれ

ひきの真二[ヒキノシンジ]
漫画家。1954年(昭和29年)、大阪府八尾市生まれ。1980年『サマーライダー』で第8回小学館新人コミック大賞(青年部門)佳作受賞。実録コミックから『NHKまんが地球大紀行』(監修・濱田隆士)などの児童向け科学解説漫画まで、幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

12
ツインリンクもてぎで、ダンナが一晩で読み切れなくて買ってきた本。本田宗一郎さんが破天荒な人で、かなり最後まで現場主義で、本として読むには魅力的で面白いけど、振り回されて大変だった社員も多かっただろうな、と思いました。経営学の単行本みたいな表紙ですが中は伝記マンガです。2015/01/24

ゆう

3
鈴鹿サーキットホテルの備品で部屋にあったので興味本意で開いてみたら止まらない(笑) 一気に読了でした。この人の本を読むたびに直接話をしてみたかったと思ってしまうから不思議。2013/07/11

須磨子

2
本田社長が引退後に各地の代理店などを訪れて握手をして回ったという話をある本で読んで,この本を読み返してみました。常に真剣勝負の生き方をして,それが受け継がれていることが素晴らしいと思いました。2014/08/09

さぼみけ♪

2
漫画なので一気に読まました!好奇心・積極性・根性・やり遂げる力・才能、そしてそれを支える人々・・・・・さすがホンダを作った人ですね。2013/04/09

なお

1
今のホンダにDNAは引き継がれているのだろうか。2012/08/21

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