出版社内容情報
光源氏の華麗なる生涯、いよいよ佳境!
日本古典文学の名作を原典に沿ってコミック化する話題のシリーズ! 今回配本は『源氏物語』<下>。千年の時を経てもなお人々を魅了してやまない波瀾に富んだ愛憎の王朝絵巻の最終巻。四十路をむかえ初老に達した光源氏のもとに皇女三の宮が降嫁。傷心の紫の上は病に臥してしまう。源氏が紫の上を看まもるうちに、三の宮は柏木の子を懐妊する。事情を知った源氏はふたりの過ちと、己の若き日の不義を重ね合わせながらも、生まれた子を我が子として抱く――。栄華を極める源氏にも、ひそかに暗い影が忍び寄る。嫉妬や哀しみを心に秘めて生きていく一途な女性たち、そしてその生き様とともに、光源氏と紫の上の苦悩の晩年を、フランス国立美術協会正会員でもあるベテラン漫画家・花村えい子が繊細華麗な筆致で描写する。<中>から引き続き、若菜上(其の二)、若菜下、柏木、横笛、鈴虫、夕霧、御法、幻、雲隠までを収録。巻末寄稿は瀬戸内寂聴氏。
花村 えい子[ハナムラ エイコ]
著・文・その他
内容説明
明石の女御に皇子が誕生、光源氏の栄華は頂点へ。しかし正妻・皇女三の宮が柏木と密通、因果応報に悩む。下巻は「若菜上」其の二~「雲隠」までを収録!
目次
若菜上 其の二
若菜下
柏木
横笛
鈴虫
夕霧
御法
幻
雲隠
源氏物語の女たち(瀬戸内寂聴)
著者等紹介
花村えい子[ハナムラエイコ]
埼玉県川越市出身。女子美術大学絵画科中退。1959年、金園社(金龍出版社)の貸本漫画「別冊・虹」に『紫の妖精』を発表してデビュー。1963年、雑誌「なかよし」に発表以降、「少女フレンド」「マーガレット」「少女コミック」、小学館学年誌など人気雑誌に次々と作品を連載し、少女漫画のパイオニアとして活躍する。その後、「女性セブン」他、女性誌に活躍の場を広げ、内田康夫、連城三紀彦、夏樹静子、東野圭吾らの文芸・ミステリーを原作とする多くの作品を発表し続けている。1989年、第18回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。1997年、全集「マンガ日本の古典」の『落窪物語』で第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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