マンガ古典文学
源氏物語〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093621977
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0393

出版社内容情報

光源氏の華麗なる生涯、いよいよ佳境!

日本古典文学の名作を原典に沿ってコミック化する話題のシリーズ! 今回配本は『源氏物語』<下>。千年の時を経てもなお人々を魅了してやまない波瀾に富んだ愛憎の王朝絵巻の最終巻。四十路をむかえ初老に達した光源氏のもとに皇女三の宮が降嫁。傷心の紫の上は病に臥してしまう。源氏が紫の上を看まもるうちに、三の宮は柏木の子を懐妊する。事情を知った源氏はふたりの過ちと、己の若き日の不義を重ね合わせながらも、生まれた子を我が子として抱く――。栄華を極める源氏にも、ひそかに暗い影が忍び寄る。嫉妬や哀しみを心に秘めて生きていく一途な女性たち、そしてその生き様とともに、光源氏と紫の上の苦悩の晩年を、フランス国立美術協会正会員でもあるベテラン漫画家・花村えい子が繊細華麗な筆致で描写する。<中>から引き続き、若菜上(其の二)、若菜下、柏木、横笛、鈴虫、夕霧、御法、幻、雲隠までを収録。巻末寄稿は瀬戸内寂聴氏。

花村 えい子[ハナムラ エイコ]
著・文・その他

内容説明

明石の女御に皇子が誕生、光源氏の栄華は頂点へ。しかし正妻・皇女三の宮が柏木と密通、因果応報に悩む。下巻は「若菜上」其の二~「雲隠」までを収録!

目次

若菜上 其の二
若菜下
柏木
横笛
鈴虫
夕霧
御法

雲隠
源氏物語の女たち(瀬戸内寂聴)

著者等紹介

花村えい子[ハナムラエイコ]
埼玉県川越市出身。女子美術大学絵画科中退。1959年、金園社(金龍出版社)の貸本漫画「別冊・虹」に『紫の妖精』を発表してデビュー。1963年、雑誌「なかよし」に発表以降、「少女フレンド」「マーガレット」「少女コミック」、小学館学年誌など人気雑誌に次々と作品を連載し、少女漫画のパイオニアとして活躍する。その後、「女性セブン」他、女性誌に活躍の場を広げ、内田康夫、連城三紀彦、夏樹静子、東野圭吾らの文芸・ミステリーを原作とする多くの作品を発表し続けている。1989年、第18回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。1997年、全集「マンガ日本の古典」の『落窪物語』で第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

20
最終的には紫の上に戻った。2021/02/11

maekoo

8
若菜上の三宮降嫁から雲隠まで。 当然、紫の上の苦悩と愛が描かれていますが、男どもの女性に対する身勝手さと嘘つき具合の空々しさが漫画で巧く描いていて、余計にこの時代の女性の哀しさと強さが伝わって来ます! 猫がオモチャみたいに描かれている以外は、女性たちの憂いを帯びた表情もよく源氏物語世界を愉しめました! 後半の(特に御法での)和歌の贈答は美しく描かれていて物語世界に没入出来ます! この漫画も宇治十帖は描いていませんが光源氏の生涯を愉しめます! 巻末に瀬戸内寂聴さんの素敵な寄稿有り!2022/03/12

どあら

8
図書館で借りて読了。紫の上が亡くなる場面が悲しい(T_T)2015/11/04

ヒロミ

4
紫の上が死ぬシーンはやはり悲しい…宇治十帖まで描いていただきたかったです。花村先生の漫画好きだなあ。2014/11/06

星菫

1
登場人物たちの苦悩に充ちたこの巻の中で、猫好きの東宮のコマにホッと一息。「幻」からラストの「雲隠」への表現、私の拙い語彙ではどう言ったらいいのかわからない位、素晴らしいです。2014/01/02

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