現代に生きる江戸談義十番

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093620680
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

江戸東京博物館館長・竹内誠が、江戸文化に造詣の深い10人(杉浦日向子、山本一力、田中優子、童門冬二ほか)と、江戸の知恵や心や技を現代的視点から縦横に語り合う、歴史好きな人・江戸ファン垂涎の一冊。

 近年、とみに人々の江戸への関心が高まっています。今の東京が住みにくくなればなるほど、その前身である、水と緑と人情豊かな江戸への思いが募るのでしょうか。本年は江戸開府400年の節目の年にあたり、江戸関連の本もたくさん出版されています。 本書の特徴は、江戸文化の第一人者で江戸東京博物館館長・竹内誠氏が、様々な分野の第一線の10人(作家の山本一力氏や童門冬二氏、江戸風俗研究家の杉浦日向子氏、浅草寺貫主の清水谷孝尚氏など)と、現代的視点から、江戸の「知恵・心・技」を縦横に語り合う内容の面白さにあります。 切り口は鋭く、内容も斬新。江戸を単に懐古するのではなく、先行き不透明な現在の日本に“江戸のいいところ”をどう生かすかが見えてくる、知的発見のある本です。

内容説明

江戸東京博物館館長竹内誠が「江戸通」と語り合う、今に通じる「江戸の知恵と心」。

目次

1 花開いた江戸文化(江戸と上方(森谷尅久)
盛り場と都市文化(吉見俊哉)
江戸文化の台座浅草寺(清水谷孝尚))
2 江戸庶民の暮らし(豊かな江戸庶民の心(山本一力)
江戸の時代的特色と学ぶべき知恵(石川英輔)
江戸時代は女性のイメージ(田中優子)
江戸のおいしさ(杉浦向日子))
3 江戸開府と町づくり(大江戸八百八町への道(童門冬二)
寛永の江戸は絢爛豪華な都市だった(波多野純)
伝統と飛躍の都市・江戸(福原義春))
結び 私の江戸東京歴史の旅

著者等紹介

竹内誠[タケウチマコト]
1933年、東京都生まれ。現在、江戸東京博物館館長・立正大学文学部教授・東京学芸大学名誉教授・文学博士。専攻は、江戸幕府政治史、都市生活文化史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshihiro Yamamoto

1
B 私が歴史好きと知って、スタッフが、学生時代のゼミの指導教官で。江戸東京歴史博物館の名誉館長である著者の本を貸してくれた。なかなか興味深い本で、「江戸開府以前から江戸は物流拠点であった」「江戸は参勤交代によって巨大都市となり文化の花が開いた」「浅草寺と寛永寺の関係…補陀落の地より極楽北に見え(爆笑)」「振袖火事が江戸の都市計画を大きく変えた」など、楽しめた。江戸情緒がそこはかとなく漂ってくる、心がほっこりとする本であった。著者は、江戸と食べ物の関係についての著書もあるようなので、それも読んでみたい。2018/04/22

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