内容説明
表と裏、光と影、痛み喜び、過去と未来―2枚で1つ、“めくる”ことで心をいざなうあなたとゆく18つの旅。ほんとうの物語。
目次
出会い
時
季節
想い
森のむこうがわ
思い出
まぼろしの町
光
そよかぜ
詩
夢
希望
旅
こもれび
未来
大切なもの
夕暮れの町
やすらぎ
著者等紹介
丸田祥三[マルタショウゾウ]
廃墟、少女、懐かしい町なみを撮る写真家。64年東京都新宿区生まれ。94年、写真集『棄景―廃墟への旅』(宝島社)で日本写真協会新人賞受賞。以降、廃墟を耽美的に描く写真集『棄景』シリーズで各界より高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーサー・エリス
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掃除中に出土。買った覚えがないのだが、廃墟に憧れていた中高生時代に両親が買ってくれたものだと思う。たしかに写真は美しいが、ポエムや被写体の女優に興味が無いので正直そそらない。もっとストイックに、廃墟の様子を細かく写したモノのほうが好き。2017/12/17
crpsclr
0
『不思議の国のアリス』の作者であるドジソン教授が撮った少女たちの写真を思い出した。捨て去られた風景の中に、これから人生を始めようとする少女たちが佇んでいる。その場所にいるべきでないものがそこにいるということで、強度を獲得していると思う。少女と廃墟を等価で並べるというのは非常に残酷なことではあるが、出来上がった写真はとても美しい。とはいえ私は、丸田氏の作品の中では、ハードコアに廃墟だけを撮った写真の方が強烈で好きだ。2010/08/25
エムコ
0
耽美。カメラと音楽にもこだわりが。2008/06/28