目次
はじめに―毒に冒される子どもたち
1章 ついジャンクフードを与えていませんか
2章 「危ない」という理由で、外遊びの機会を奪ってはいけない
3章 「もう一回だけゲームで遊ばせて」を認めない
4章 子どもの目を見て話していますか
5章 親の都合を優先させていませんか
6章 小学校は「失敗は成功のもと」だと学ぶ場所
7章 「みんなが持ってる」に負けない方法
8章 子どもの部屋にテレビを置かない
9章 親は「過保護」でも「脅威」でもいけない
著者等紹介
パーマー,スー[パーマー,スー][Palmer,Sue]
1947年イギリス生まれ。教師生活を送ったのち、教育学の修士号を経て教育評論家、コンサルタントとして活躍。読み書きの方法を指導した本を多く出版し、イギリス国内の教師、保護者からの信頼が厚い。著書は200冊を越え、毎年数千人の教師に講演を行っている。イギリス教育省、BBCなどのアドバイザーもつとめる
青木創[アオキハジメ]
1973年生まれ。東京大学教養学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
33
子どもを取り巻く状況はイギリスも日本も共通。興味深く読むとともに、同じ苦労をしている世界中の親御さんに連帯感を覚えました。各章のおわり、解毒の部分を読むだけでも学ぶことがあると思います。2021/07/14
ほたてのて
1
モンテ教育本の参考図書にあったので読んでみました。テレビや添加物が悪だとか、親とのコミニケーションが大切だとか、教育にはそうだろうなと思うことについて、理由を述べている本です。昔の本なので昔よりも著者さんが悪影響とされている事柄(テクノロジーや高価なおもちゃ等々)が避けにくい世の中になっていると思います。著者さんが現代をみて、スマホの存在や、ますます進む女性の社会進出についてどう思われているだろうか...。本の中の理由には納得したので、取り入れられる事を子どものために取り入れたいと思いました。2025/05/16
ササガキ ルマタ
1
章ごとのまとめがわかりやすい。2023/05/23
かなもー
1
何もかもが飽食の時代。先進国の子どもに害をなすものが、ジャンルに境界なく様々書かれている。日本だけじゃないんだなと驚きました。先進国はどこも同じ問題に直面している現状。2014/05/22
Neko*2
1
訳書ですが、驚くほどの日本との共通点。親の態度、家庭環境のくだりでは耳の痛い(目の痛い?)思いで読んでいましたが、後の、社会的な環境のページでは、日本でもまるで同じ状況となっているのが容易に想像でき、そら恐ろしい思いに。社外全体がそういった規範意識を持つようになっていくのかも…。2013/08/28