目次
第1部 人権の基本原理(憲法一二条にいう「責任responsibility」の意義;二重の基準論の意義と展開―「二重」は「三重」ではない;軟性憲法による権利保障に関する一考察―ニュー・ジーランドにおける同性愛者の権利を素材に)
第2部 幸福追求権とプライバシー(プライバシーの権利と個人情報の保護―情報財の保護か自由な流通か;憲法一三条と自己人生創造希求権;人格的自律権に関する覚書;プライヴァシーの権利における公法と私法の区分の意義)
第3部 自由論の展開(立候補の自由についての若干の覚えがき―基本法第四八条に手がかりを得て;公務員の政治的行為の自由と「合理的関連性の基準」;表現の自由をめぐる近年のドイツ連邦憲法裁判所判例;違憲審査基準としての「明白かつ現在の危機」基準・再考;視聴覚メディアの自由と反論権法の展開;宗教の公益性と憲法)
第4部 社会権論の再構成(生存権と「制度後退禁止原則」をめぐって;「政府給付(government benefits)」と司法権―「行政国家」における司法審査の一側面
選択の自由と養教育制度・支援)
著者等紹介
初宿正典[シヤケマサノリ]
京都大学大学院法学研究科教授
米沢広一[ヨネザワコウイチ]
大阪市立大学大学院法学研究科教授
土井真一[ドイマサカズ]
京都大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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