出版社内容情報
21世紀の007が環境テロに立ち向かう。
「21世紀の007」とフランスで賞賛された新しいエンターテインメントシリーズの第2弾。今回主人公のセス・コルトンが挑むのは、地球規模の気象変動を起こそうとする環境テロリスト。滅亡への道を突き進む地球を救うために、環境変化によって人口抑制すべきだと考える狂信的海洋学者が、極地のグリーンランド海流を操って地球の気象を意のままに変えようとする。セス・コルトンと《委員会》は、その野望を打ち砕くことができるのか!? 救援の手のおよばない深海で絶体絶命の危機に追い込まれたセス・コルトンに、打開の道はあるのか……。 ジャーナリストとして数々のベストセラーを生み出した著者が、現代の最先端科学の情報を駆使して、驚異の物語を展開する。
内容説明
「21世紀の007」とフランスで賞賛された新しいエンターテインメントシリーズの第2弾。今回主人公セス・コルトンが挑むのは、地球規模の異常気象を起こす環境テロリスト。彼らは南極に近い南太平洋の、深海9000メートルの海底に基地を建設し、グリーンランド海流を操って地球の気象を意のままに操ろうとしていた。グリーンランド海流は、極地の深海に沈み込んだ海水が2000年の時を経て南極の海水と合流し太平洋の真ん中に浮上してくる。この流れをほんの少し変えるだけで地球は氷河期に入り、人類の大半は死亡するのだ。物語は、南太平洋でアメリカの原子力潜水艦が遭難するところから始まる。この事故は人為的なものであると、「委員会」が原因究明をセス・コルトンに求めてきた。「委員会」とは表向きはふつうの実業家や科学者4人とセス・コルトンがメンバーとなって、これまでに何度も世界を救ってきた組織である。地球を壊滅させようと策謀するのは、いったいだれか―?ジャーナリストとして数々のベストセラーを生んだ著者が、現代の最先端科学の情報を駆使して、驚異の物語を展開する。
著者等紹介
ローラン,エリック[ローラン,エリック][Laurent,Eric]
国際政治を専門とするフランス人ジャーナリスト。1947年生まれ。米カリフォルニア州立大学バークレー校に留学後、ラジオ・フランスの特派員となり、アフガニスタン、レバノン、コソボなど数多くの紛争を取材する。2003年、初めて手がけたエンターテインメント小説『セス・コルトンシリーズ1 消えた小麦』(小社刊)が世界中の話題になった
長島良三[ナガシマリョウゾウ]
1936年東京生まれ。明治大学仏文学科卒業。出版社勤務を経て、フランス文学翻訳家に
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