内容説明
恋多き男・岡倉天心の愛の軌跡をたどる評伝。フェノロサとともに古美術調査を行ったり、東京美術学校(現東京藝術大学)の校長として活躍したりして美術史家、思想家として名をはせた岡倉天心。だが、不倫騒動を起こし東京美術学校校長をはじめとする役職から退くことになる。失意のなか、ボストン美術館の顧問としてアジア諸国を回ることになった天心は、インドで声の美しい女流詩人・プリヤンバダ・デーヴィーと出会い、急激に惹かれていく。一方、夫と息子を亡くし、ふさぎ込んでいたプリヤンバダも、天心と出会って心が癒されていく―。そんな二人の往復書簡を中心にしながら、「放埒で、利己的で、頑迷で、いやらしい獣で…」と自らを評する天心の愛の軌跡を綴った傑作評伝。
目次
五浦の海
根岸の里
暗愁
空〓
ベンガルの憂愁
訃報いたる
十二万年明月の夜
著者等紹介
大原富枝[オオハラトミエ]
1912(大正元)年9月28日‐2000(平成12)年1月27日、享年87。高知県出身。1960年、『婉という女』で第13回野間文芸賞、第14回毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 女の顔 〈下〉 文春文庫



