出版社内容情報
日野 啓三[ヒノ ケイゾウ]
著・文・その他
内容説明
―見えないはずの物が見え、覚えているはずのことが消えて何が悪い?おれの記憶の中心には穴がある。それが“現実”というもので、掛け値なしの現実はなんと異常で気味悪く透明なものだろう。―月面基地での作業中に事故に遭った“男”。帰還したものの強い逆行性健忘症になってしまい、さまざまなことが思い出せない。が、中国人看護師との会話や、放浪していたところをかくまってくれた老婆、ホームレスの老人との出会いによって徐々に記憶を取り戻していく。はたして、“男”にとって光とは、闇とはなんだったのか―。近未来を舞台に、物質文明や人間の陰陽を見事に描出した傑作長編。第47回読売文学賞受賞作。
著者等紹介
日野啓三[ヒノケイゾウ]
1929年(昭和4年)6月14日‐2002年(平成14年)10月14日、享年73。東京都出身。1974年『あの夕陽』で第72回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
読書という航海の本棚
-
- 和書
- 仮想通貨3.0



