出版社内容情報
若き日の伊藤整が詩作にのめり込んでいく2代前半までの日々を活写した一冊。小林多喜二、北川冬彦、梶井基次郎らが実名で登場し、著者の詩にかける意気込みとともに、当時の詩壇の様子が垣間見える好著。
内容説明
詩人や小説家として活躍し、数々の名作を世に送り出した伊藤整。その小樽高等商業学校時代から、卒業して中学の英語教師になり、東京商科大学(一橋大学の前身)に入学する頃までの、恋愛、同人誌創刊、詩作、若い作家たちとの交流などを生き生きと描写した一冊。小林多喜二、川崎愛(左川ちか)、北川冬彦、梶井基次郎らが実名で登場し、著者の詩にかける意気込みとともに、当時の詩壇の様子が垣間見える好著。
目次
1 海の見える町
2 雪の来るとき
3 卒業期
4 職業の中で
5 乙女たちの愛
6 若い詩人の肖像
7 詩人たちとの出会い
著者等紹介
伊藤整[イトウセイ]
1905年(明治38年)1月17日‐1969年(昭和44年)11月15日、享年64。北海道出身。本名は(いとうひとし)。1963年『日本文壇史』で第11回菊池寛賞受賞。代表作に『氾濫』『若い詩人の肖像』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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