出版社内容情報
「男の花道」「男の十字路」「男の旅路」「オールドボーイ」といった“男シリーズ”のほか、単行本未収録の「赤い靴」「青年」「蜘蛛太夫」「道路の虹」などをまとめた、“無頼派作家”最晩年の短編小説集。
内容説明
1986年以降に発表された10作品を収録する“無頼派作家”最晩年の短編小説集。作者以上の無頼派である棋士・芹沢博文との交流と最期を綴った「男の花道」、中年男が嫁探しをする悲喜劇「男の十字路」、あるいは亡くなり、あるいは落ちぶれてしまったかつてのギャンブル仲間の姿を描いた「男の旅路」、無口だが芯のある男らしい男を描出した遺作「オールドボーイ」といった“男シリーズ”のほか、単行本未収録作品である「赤い靴」「青年」「蜘蛛太夫」「道路の虹」などをまとめた、色川ファン垂涎の一冊。
著者等紹介
色川武大[イロカワタケヒロ]
1929年(昭和4年)3月28日‐1989年(平成元年)4月10日、享年60。東京都出身。1978年に『離婚』で第79回直木賞を受賞。代表作に『怪しい来客簿』、阿佐田哲也名義で『麻雀放浪記』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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