出版社内容情報
中国西域の遺跡に現れた“古き物たち”
アジアの西域、火炎山に近い砂漠の真ん中で遺跡の発掘調査をする呉秀英。日本人の血をひく彼は、超能力者であった。
一ヶ月がかりで掘り進めた穴の中で、調査隊は、ついに遺跡を発掘する。それはいまだかつて知られていないほど、“古い”時代のものであった。
同時に辺りでは、小さな村が一夜のうちに消え去る怪奇現象が頻発に起こっていた。ついに全地球規模で展開し始めた妖怪大戦争が、様々な人々を巻き込んでいく……。
地球を侵略しようとするクトゥルーの神々と、それを阻止しようとする神州・日本を中心とする地球古来の神々との闘い、そして神々の圧倒的な力の前に滅びて行こうとする人類の危難を描いた大河小説の第5弾。
栗本 薫[クリモト カオル]
著・文・その他
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
1953年(昭和28年)2月13日‐2009年(平成21年)5月26日、享年56。本名は今岡純代。東京都出身。また、中島梓(なかじまあずさ)名義で、評論活動や音楽活動、ミュージカルの脚本・演出なども手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タルシル📖ヨムノスキー
18
シリーズ第5巻。読み始めるも??舞台は中国西部の砂漠地帯。砂漠に埋まった遺跡を調査する中国の調査隊の話で、これまで登場した人物は誰一人登場しないし、正直いったい何を読まされてるんだかって感じ。次元の壁をぶち破って神出鬼没のはずのクトゥルー軍の乗り物(円盤?)みたいなものが、砂漠の遺跡から発掘されたり、次元の狭間に閉じ込められた町があったりと、もう正直訳がわかりません。そういえば前巻の最初の目的だった〝エジプトのミイラ〟の話はなんだかあっさりで拍子抜け。あとがきによれば「ここからがいよいよ本編」ってマジ!?2025/03/02
まうやお
3
呉秀英なる人物が今後、どのような役割を果たすのかよくわかりませんが、なんとなく外伝のような雰囲気です。エジプトでよみがえったミイラの件がサラリと語られるだけで終わっているのが残念です。2019/07/08
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