出版社内容情報
教えを広めるために東国へ旅立つ親鸞
弾圧、非難と闘いながら、浄土真宗を創始し、あくまでも人間として生き抜いた親鸞の苦難の生涯を描く大作。
第5巻「越後・東国の巻」(下)では、赦免された親鸞は、「法然死す」の一報を受け、師の「二か条の遺誡」により、京へ戻らず、教えを広めるために東国へ旅立つ。やがて、東国の地で親鸞は、師・法然の思想と信仰を脱し、独自の境地を開いていくのだった。
そして、越後配流より三十余年、ついに親鸞は京の都へ戻る決心をする。そこには、乳飲み子のまま別れた承子との子・善鸞との再会が待っていた……。
丹羽 文雄[ニワ フミオ]
著・文・その他
著者等紹介
丹羽文雄[ニワフミオ]
1904年(明治37年)11月22日‐2005年(平成17年)4月20日、享年100。三重県出身。1977年に文化勲章受章、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。