内容説明
ベテラン園長先生がやさしく答える子育てQ&A。
目次
第1章 「ひとりで生きていく力」をつける(しつけって、どうしてしなければいけないの?;遊び食べせずに、好き嫌いなくきちんと「食事」をさせたい! ほか)
第2章 親子・家族のかかわり方を考える(「叱り方」と「ほめ方」のコツがあったら教えてください;「過保護」と「過干渉」ってどんなこと?よくないの? ほか)
第3章 子どもの性格と向き合う(いつもママにべったりの「甘えん坊」じゃだめですか?;自分勝手な人間にならないようにするには、どう育てたらいい? ほか)
第4章 心を育てる(子どもの描く絵に意味ってあるのですか?;雨の日はどんな過ごし方をすればいいの? ほか)
第5章 「人とともに生きる力」を育てる(ひとりで遊んでいるわが子、友だちがいなくてもいいの?;親同士のつき合い方は、どうするのがいい? ほか)
著者等紹介
古川伸子[フルカワノブコ]
2007年3月宝仙学園幼稚園を退職し、現在、NPO法人子育て子育ち宝仙ネット理事。宝仙学園短期大学保育学科卒。明治大学文学部卒。私立幼稚園勤務後、足利短期大学教授を経て、宝仙学園短期大学教授・宝仙学園幼稚園園長を兼任。厳しくやさしい保育指導に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あこ
13
著者は元幼稚園の園長。小学館の『めばえ』に連載されていたもの。幼児期の子育てを終え懐かしく思い出しながら読んだ。そうそう、親が寝たふりでもいいから寝ると子も寝るのよね。「正しいことだけを教えて純粋培養のように育てては、世の中の荒波を乗り越えられません。」同感。『大人の世界を映し出すごっこ遊び』楽しく読みました。私も以前、園の先生から、「今日○○な内容のごっこ遊びをしていてびっくりしました。テレビの真似ですかね…」と言われ冷や汗。家の内情が…( -_-)o子供の前での会話はご注意あれ!2014/04/28
boyblue
3
幼稚園園長として50年勤め上げた著者の幼児教育論。大人、特にはじめての子供の場合、幼児が何考えているのかわからないというのが、しつけや教育をするうえでの最も大きな問題です。自分の指導にも自信がないし、叱るべきか、やさしくいうべきか、そもそもわからない。著者は幼児の立場に立ったすばらしい回答をくれてます。「いい子も悪い子もいない、その行為を指導しなさい」というのが深い。一読の価値あり。2010/03/25
のり
2
子どもを丸ごと受け入れる、心の余裕が大切。ひとりの人間として、尊重しあう夫婦が、家庭の土台になる。子どもの感受性を豊かに育てるには、まず大人が「感ずる」こと。やはり子どものことをどうにかしようと思う前に、親である自分ことに注目して生活習慣を変えていかなければなりませんね。子どもの年齢にあわせて、どんな親であればいいか考え、信頼される親であり続けたいです。2014/08/16
まったん
0
子どもの気持ちに寄り添い伝わるように愛情を与え、それでいて大人としての冷静でしゃんとした対応も書かれていたので好感が持てた。最近の育児書では必要以上に怒らず褒めるを推奨している気がするので、この本はわたしの考え方に近かった。2015/10/22
Kitamuu
0
子どもは外と家での態度を変えて、バランスを保っている 親も子とともに成長を。2022/06/11