出版社内容情報
子どもの苦手は遊びで減らせます
子どもに「よかれ」と思ってやったことが、子どもを傷つけてしまっていたり、伸ばせる力を見逃してしまったり、ということは子育て中には、だれにでもあります。ただ、「気になる子」「発達障害の子」の場合は、接する大人がその子の特徴をよく理解していないと、子どもの気持ちがわからなくなります。ほかの子と違っている理由がわかれば、接し方も遊び方も、その子の力の伸ばし方もわかります。
この本では、子どもの苦手を発見し、苦手の理由を理解し、苦手を解消する遊びをたくさん知ることができます。気持ちの表れ方や反応が親の常識とは違う発達障害の子どもたちを理解して、上手に育てるためのガイドブックです。
【編集担当からのおすすめ情報】
子どもの”苦手”が、「お絵かき」「つみき」「追いかけっこ」「運動遊び」「まねっこ」という5つの遊びの遊び方で発見できます。0歳から5歳までの時期別観察ポイントを紹介しましたので、お子様の年齢にあわせて観察してみてください。
苦手がわかれば、上手に遊んであげることができます。苦手の原因を知ったお母さんが、家庭で道具を工夫して苦手を解消した実例も紹介しています。
この本を活用して、楽しい時間をどんどん増やしてください。
木村 順[キムラ ジュン]
監修
目次
1 うちの子、ほかの子と違う?子どものようすで気づくこと(抱っこをしても、しっくりこない;偏食が強くて、食べられない物が多い ほか)
2 子どものようすを理解するキーワード(「グレーゾーン」の子どもたち;「適応能力」のつまずき ほか)
3 苦手を減らす「親子で遊ぼう!」(専門家を活用して家庭でできること;寄り添いアプローチ―ことばかけ配慮 ほか)
4 親が知っておくべきこと、考えておきたいこと(「そのうち、できる」と「やっても無駄」に注意;「未学習」と「誤学習」を見つけて対処法を考える ほか)
著者等紹介
木村順[キムラジュン]
作業療法士(OT)。1957年生まれ。日本福祉大学卒業後、金沢大学医療技術短期大学部(現在、金沢大学保健学科)・作業療法学科にて資格取得。足立区の「うめだ・あけぼの学園」で臨床経験を積み、2002年3月に退職。2005年「療育塾ドリームタイム」を立ち上げ、発達につまずきのある子どもの保護者の相談や療育アドバイスを行う。保育・教育者向けの講演会も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。