出版社内容情報
王にふさわしいのは誰? 日本初訳の名作!
50年ものあいだ国を治めていたカトーレン国の王が死んだ。王の死後、次の王は即位せず、6人の大臣が政治を行っていた。王が死んだ日に生まれた少年、スタッハは、17歳になったとき、ある決意をする。「ぼくがカトーレン国の王になる!」
大臣たちは、そんなスタッハに王になるための試練として7つの任務を課す。「デシベル市の、大群の鳥の金切り声を終わらせろ」「ブキノーハラ市の、落ちると爆発するザクロの木を切りたおせ」「スモーク市の、7つの頭を持つドラゴンをたおせ」…どれもこれも困難な課題ばかり。
はたしてスタッハは、任務をクリアしてカトーレンの王になれるのだろうか?
オランダの副首相を務めた政治家・児童文学者のヤン・テルラウが書いた社会派児童文学が、初めて日本語になって登場!
※本書は、『小学館世界J文学館』(2022年11月刊)に収録されている、電子書籍『カトーレンの王』を再編集したものです。
【編集担当からのおすすめ情報】
『小学館世界J文学館』に収録されていた作品が、紙の本になりました!
作者のヤン・テルラウは、オランダでは知らない人がいないといっても過言ではない、大人気の作家。
物理学者として働いたのち、下院議員、経済大臣、副首相、上院議員などを務めた、異色の経歴の持ち主です。
本作でも、テルラウが政治家として熱心に取り組んだ自然保護や環境問題などが取り上げられています。
本作は、『小学館世界J文学館』で初めて日本語に訳されました。
スタッハが課される7つの任務とは? 無事に任務を果たせるのか?
王にもっともふさわしい人物は……?
終始ドキドキハラハラが止まらない物語。ノンストップでお楽しみください!
内容説明
王にふさわしいのは誰?オランダの政治家が書いた名作が「日本初上陸」!カトーレン国の王が死んだ。次の王は即位せず、六人の大臣が政治を行っていた。王が死んだ日に生まれた少年、スタッハは、十七歳になったとき、ある決意をする。「ぼくがカトーレン国の王になる!」大臣たちは、そんなスタッハに王になるための試練として七つの無理難題を課す。はたしてスタッハは、試練を乗り越えてカトーレンの王になれるのか?
著者等紹介
テルラウ,ヤン[テルラウ,ヤン] [Terlouw,Jan]
1931年オランダ生まれ。ユトレヒト大学にて、数学で修士号、原子物理学で博士号を取得。オランダ、アメリカなどで物理学者として働く。1967年にオランダのリベラル政党D66(民主66)に参加。下院議員、経済大臣、副首相、上院議員などを務める。その頃から作家としても活動。1971年出版の『カトーレンの王』と翌年の『戦争の冬』で“金の石筆賞”を受賞。のちに、いずれも映画化された。本書は、20以上の言語に翻訳されている
西村由美[ニシムラユミ]
福岡県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。1984~86年のオランダ在住を機にオランダ語を学ぶ。帰国後、外務省研修所等でオランダ語講師を務め、オランダ語の児童書を中心に翻訳を始める。2021年、第7回JBBY賞(翻訳部門)を受賞
にしざかひろみ[ニシザカヒロミ]
1979年、神奈川県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、画家、イラストレーターとして活躍。日本ブックデザイン賞特別賞、「月刊美術」準グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
はしめ
かはほり