• ポイントキャンペーン

Minerva社会学叢書
日本に生きる移民たちの宗教生活―ニューカマーのもたらす宗教多元化

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 296,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623063185
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C3336

内容説明

ニューカマーと総称される外国からの移民が増加している。彼ら移民たちは日本人の想像をはるかに超えて宗教的な生活を営んでいる。新たな隣人を理解し、共生を模索するにあたって、宗教について考えずに済ますことはできない。本書は、ニューカマー研究にとってきわめて重大ごとでありながらこれまで正面から論じられることのなかった宗教生活の問題に焦点化して、日本における移民を論じる。

目次

移民たちにとって宗教とは―日本が経験する第三期のニューカマー宗教
第1部 ニューカマーの暮らしと宗教(滞日ビルマ系難民のキリスト教―宗教文化とエスニック・アイデンティティ;日本におけるカトリック教会とニューカマー―カトリック浜松教会における外国人支援を事例に;日系ブラジル人教会と信徒の今後―言語と信仰の継承をめぐって;再現される故郷の祭り―滞日ペルー人の「奇跡の主」の祭りをめぐって)
第2部 日本における諸宗教の展開(布教するニューカマー宗教;日本のタイ上座仏教;韓国人ニューカマーのキリスト教会;ムスリムと出会う日本社会;宗教多元社会への展望―北米・ヨーロッパ・中国の事例を参考に)

著者等紹介

三木英[ミキヒズル]
1958年生まれ。1987年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、大阪国際大学教授、博士(人間科学)

櫻井義秀[サクライヨシヒデ]
1961年生まれ。1987年北海道大学大学院文学研究科行動科学専攻博士後期課程退学。現在、北海道大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

1
移民の宗教で、これまでになかったものと言えば,イスラム教が中心の本だと思った。 キリスト教,仏教でも、従来なかったものをかなり詳細に取り上げている。 移民だけでなく、日本人の信者を獲得している宗教もある。 「ニューカマー」だけが齎すものではないところに、 宗教多元化の課題があるのではないだろうか。 多神教,複数の宗教の混在が日本の文化であるのなら、 いろいろな宗教を受け入れ可能なのではないだろうか。2012/10/11

そあ

0
移民が日本社会との接点を持つ上では媒介者(共振者)がいることが重要、といった判で押したような結論が、一番重要なんだろうか 2021/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5197229
  • ご注意事項