出版社内容情報
ちょっとフクザツな3人の、心温まる日常
高校生のクレベールは、知的障碍をかかえる兄・シンプルと、
親元をはなれ、パリで暮らす決意をする。
弟の不安をよそに、シンプルは、
ウサギのぬいぐるみのパンパンくんと遊んでばかり。
シェアアパルトマンで学生たちと共同生活をはじめると、
二人の日常は、どんどんフクザツになっていき――。
国際アンデルセン賞受賞作家による、兄弟の絆の物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
知的障碍をかかえる主人公のシンプルは、毎日問題を起こしてばかり。
共同生活をする学生たちをはじめ、弟のクレベールでさえも、シンプルとはなかなかうまくいきません。
それでも、少しずつシンプルを受け入れ、彼を支え、自分自身の生き方までも変わっていく姿に、心を揺り動かされます。
読者のみなさんも、物語を読むにつれて、シンプルのことがどんどん好きになっていくはず。
彼の相棒・ぬいぐるみのパンパンくんとのちょっぴり不思議な関係も、今作の大きな魅力の一つです。
くらはしれいさんが描く、パンパンくんの愛らしい挿絵にも、ぜひ注目してください。
著者のマリー=オード・ミュライユは、2022年に国際アンデルセン賞・作家賞を受賞しました。
今作は世界26カ国で刊行されている、彼女の代表作です。
内容説明
高校生のクレベールは、知的障碍をかかえる兄シンプルと、親元を離れ、パリで暮らす決意をする。弟の不安をよそに、シンプルはぬいぐるみのパンパンくんと遊んでばかり。シェアアパルトマンで学生たちと共同生活を始めると、二人の日常はどんどんフクザツになっていき―。国際アンデルセン賞受賞作家による、兄弟の絆の物語。
著者等紹介
ミュライユ,マリー=オード[ミュライユ,マリーオード] [Murail,Marie‐Aude]
フランスの作家。2022年国際アンデルセン賞・作家賞受賞。ソルボンヌ大学で学んだ後、児童文学やYA作品など、子ども向けの本を多数執筆
河野万里子[コウノマリコ]
翻訳家、上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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