出版社内容情報
明日への希望をリリカルに描く!
国際アンデルセン賞受賞作家ジャクリーン・ウッドソンの代表作であり、自伝的作品。
―――言葉が意味を集め、
それが思いとなって、
頭の外に出て行き、文章になる。―――
「言葉をつかまえたい」と願う作者が、本当に求めていたものはなんだったのか……。
自分の誕生から子ども時代の思い出、文字やことばに興味をもったきっかけ、作家への夢、様々な人間模様などを、イメージに富む散文詩でリリカルに描く。人間として生きる権利とは何かを少女の目を通して語られる。
【編集担当からのおすすめ情報】
現代のアメリカの児童文学を代表する作家の自伝的作品。
少女の目を通して語られる人間模様は、現代アメリカの社会問題を浮き彫りにしていて、BLMの背景について、当事者たちの心情を深く理解できます。
不条理なことの多い世の中においても、明日への希望を信じ、夢をみることをあきらめない強い意志が、日本の読者をも勇気づける作品です。
内容説明
わたしは、生まれた。オハイオで。でもわたしの血管の中にはすでにサウスカロライナの物語も、川のように流れている。そのころ南部は自由を求めて爆発していた。わたしたちには権利がある。好きなところへ出かけたり、夢を見たりする権利が。全米図書賞、コレッタ・スコット・キング賞、ニューベリー賞オナーほか数々の賞を受賞。
著者等紹介
ウッドソン,ジャクリーン[ウッドソン,ジャクリーン] [Woodson,Jacqueline]
1963年オハイオ州コロンバス生まれ。サウスカロライナ、のちニューヨークのブルックリンに住み、アフリカ系アメリカ人やラテンアメリカ系の人々など、多様な文化に囲まれて育つ。2014年に本書『わたしは夢を見つづける』で全米図書賞、コレッタ・スコット・キング賞、ニューベリー賞オナーほかを受賞。ほかに「マディソン通りの少女たち」シリーズ(ポプラ社)などの著書があり受賞歴も多数。2018年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞し、第6代児童文学大使に指名された。2020年国際アンデルセン賞作家賞受賞
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務、教職などを経て、フリーの翻訳者・編集者に。JBBY(日本国際児童図書評議会)会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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