わたしは夢を見つづける

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092906471
  • NDC分類 K931
  • Cコード C8097

出版社内容情報

明日への希望をリリカルに描く!

国際アンデルセン賞受賞作家ジャクリーン・ウッドソンの代表作であり、自伝的作品。

―――言葉が意味を集め、
それが思いとなって、
頭の外に出て行き、文章になる。―――
「言葉をつかまえたい」と願う作者が、本当に求めていたものはなんだったのか……。

自分の誕生から子ども時代の思い出、文字やことばに興味をもったきっかけ、作家への夢、様々な人間模様などを、イメージに富む散文詩でリリカルに描く。人間として生きる権利とは何かを少女の目を通して語られる。


【編集担当からのおすすめ情報】
現代のアメリカの児童文学を代表する作家の自伝的作品。
少女の目を通して語られる人間模様は、現代アメリカの社会問題を浮き彫りにしていて、BLMの背景について、当事者たちの心情を深く理解できます。
不条理なことの多い世の中においても、明日への希望を信じ、夢をみることをあきらめない強い意志が、日本の読者をも勇気づける作品です。

内容説明

わたしは、生まれた。オハイオで。でもわたしの血管の中にはすでにサウスカロライナの物語も、川のように流れている。そのころ南部は自由を求めて爆発していた。わたしたちには権利がある。好きなところへ出かけたり、夢を見たりする権利が。全米図書賞、コレッタ・スコット・キング賞、ニューベリー賞オナーほか数々の賞を受賞。

著者等紹介

ウッドソン,ジャクリーン[ウッドソン,ジャクリーン] [Woodson,Jacqueline]
1963年オハイオ州コロンバス生まれ。サウスカロライナ、のちニューヨークのブルックリンに住み、アフリカ系アメリカ人やラテンアメリカ系の人々など、多様な文化に囲まれて育つ。2014年に本書『わたしは夢を見つづける』で全米図書賞、コレッタ・スコット・キング賞、ニューベリー賞オナーほかを受賞。ほかに「マディソン通りの少女たち」シリーズ(ポプラ社)などの著書があり受賞歴も多数。2018年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞し、第6代児童文学大使に指名された。2020年国際アンデルセン賞作家賞受賞

さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務、教職などを経て、フリーの翻訳者・編集者に。JBBY(日本国際児童図書評議会)会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiaki

38
オハイオで生まれ、南部とニューヨークで育った作者であるジャクリーン・ウッドソンの半生が散文形式で描かれており、馴染むまでに時間がかかった。先人たちの人種差別撤廃への言葉や運動後もなお、根強く残る人種差別の苛酷な現実世界を、子どもの頃の彼女の目線で語られるのが、とても柔らかな感触だった。本書はオバマ元米大統領も、アメリカの人種問題を理解するためにすすめているのだそう。“だれもいないブランコは、思い出させてくれる。悪いことも、永久に続くわけではないことを。そして、いいことは、ときにとても長く続くことも。”2021/12/16

annzuhime

36
島外の図書館から取り寄せ。アメリカ南部。奴隷として扱われていた黒人たちが起こす大きな波。奴隷解放宣言。その怒涛の時代を生きる少女の半生。散文詩で綴られたお話で、少し読み解くのに慣れるまで時間がかかった。それでも文章の間に滲む家族への愛と、自分の心の開放が鮮やかだった。全米図書賞、ニューベリー賞オナー、コレッタスコットキング賞など多数の賞を受賞。CASA BRUTUSの大人も深読みしたいこどもの本100。2023/10/13

がらくたどん

26
母方に南部カラードのルーツを持つ作者が散文詩で綴った半生。母の求職中、兄姉と共に預けられた南部で「誰の所有物(奴隷)でもない」市民としての自負を持つ祖父との思い出。法律は出来たのに未だ行動を自粛せざる負えない社会圧力の事。祖母に連れられ入信した宗教(エホバの証人)への複雑な思い。母とのニューヨークでのちょっぴり窮屈で刺激的な暮らし。無限と不思議を感じた「言葉」への憧れ。とても芳醇な世界が広がる。ただし、すごくすごくゆっくり。今の中高生は忙しいのでYA棚に置いてどうかな~?とやや心配。柔らかな訳文を音読で。2021/08/28

さく

20
国際アンデルセン賞受賞者のウッドソンが、自身の半生を散文詩でつづる。さくまゆみこさんの翻訳で、すんなり読み進められた。オハイオ州で産まれ、母親が離婚してからは、母親の実家がある南部のサウスカロライナ州グリーンビルで、そしてのちに北部のニューヨーク州ブルックリンで育つ。北部で過ごしていても、ウッドソンにとって、グリーンビルは故郷なんだということが伝わってくる。先人たちが、黒人差別撤廃、奴隷解放の運動をして切り拓いた道を、ウッドソンは歩み、後に続く人たちのために、書き続ける。2024/06/19

marumo

16
1963年生まれの黒人の少女。南部で育ちニューヨークへ移った少女時代が散文詩の形で語られる。エホバの証人を信じる家族、きょうだい、近所の子供たちとの会話や彼女の心の言葉が優しく綴られていて、静かな囁き声にずっと耳を傾けているような心地よさがあった。散文詩で語られる物語は時制や事実の背景に囚われることなく心に直に流れ込んでくる。誰かの思考にただ身を委ねて、その人自身を追体験するような不思議な感覚。美しい物語だった。2021/10/29

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