トンネルの向こうに

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784092906143
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

実在する兵士の話を元にした不思議な物語

第二次世界大戦、戦闘機に追われてトンネルの闇に逃げこんだ列車の中で少年は見知らぬ男から、兵士ビリーの話を聞く。

第一次世界大戦で輝かしい戦功を立てたビリーだが、ある戦闘で逃がしてやった敵がじつはヒトラーだったというのだ。
もしあのとき、ビリーが彼を殺していたら、この戦争は起こらずに済んでいたのか?

第二次世界大戦が起きなかったかもしれないと言われている、実在する兵士の話をもとにした物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
戦争に、「もし」という仮定は、意味がないかもしれません。
しかし、実在する兵士の経験を元に、もしこんなことがあったらと想像するのは、物語の楽しみかもしれません。マッチ灯りのなかで語られる物語は、不思議な感覚に陥ります。子どもから大人までじんわり楽しめる物語です。




第一部 十一時五十分発 ロンドン行きの列車

第二部 ビリー・バイロン

第三部 視線で人を殺せる目

第四部 雪のなかのワシ

エピローグ

ビリーのモデルとなったヘンリー・タンディについて


マイケル モーパーゴ[マイケル モーパーゴ]
著・文・その他

杉田 七重[スギタ ナナエ]
翻訳

内容説明

第二次世界大戦、戦闘機に追われてトンネルの闇に逃げこんだ汽車の中で語られた不思議な物語。

著者等紹介

モーパーゴ,マイケル[モーパーゴ,マイケル]
1943年にイギリスのハートフォード州に生まれる。小学校の教師をしながら物語を書きはじめ、ウィットブレッド賞、スマーティーズ賞、チルドレンズ・ブック賞など数々の賞を受けてイギリスの児童文学界を代表する作家となった

杉田七重[スギタナナエ]
1963年東京都に生まれる。小学校の教師を経たのちに翻訳の世界に入り、英米の児童文学やヤングアダルト小説を中心に幅広い分野の作品を訳す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

67
戦禍で町を離れる少年と母。爆撃にあった汽車はトンネルへ避難する。その暗闇の中、乗り合わせた男性がある兵士の物語を語り聞かせる。善意の行動が不幸な結果を招いてしまった時、苦悩する他に彼に何ができるだろう。正義も情も足手まといになってしまう戦争の醜さ。そして改めて感じたヒトラーという人物のおぞましさ。ラストにも驚いたが、あとがきでこの話が史実に基づいていることにさらに驚いた。2021/06/01

はる

67
第二次大戦中のイギリス。列車に乗って疎開する少年と母親は、乗り合わせた男からある兵士の話を聞く。それはその兵士とヒトラーについての不思議な話だった…。実在する兵士の話を元にした物語 。果たしてこれは事実なのか。もしそうならば運命の皮肉としか言いようがないが、それにしても1人の男が担うには重すぎる運命。もしあの時こうしていたならば…。モーパーゴらしい重みのある児童書。2018/12/19

☆よいこ

62
空襲で家を失い、母と二人で電車にのりおばさんのところに行く少年バーニー。爆撃機に狙われた電車はトンネルに避難する。暗闇が怖いというバーニーに、電車の中でであったおじさんが語ってくれた物語。実在の人物[ヘンリー・タンディー]をモデルにしたビリーの話。勇敢で強運な兵士ビリーは戦場で少女を救い、負傷兵を背負い、突撃しても死ななかった伝説の兵士。ある戦場で殺さなかった敵兵士は、実はのちのヒトラーだった。▽モーパーゴらしい、戦争の実話をもとに書かれたフィクション。読みやすく、引きこまれる。良書。2019/01/24

とよぽん

38
読友さんのレビューで知った、モーパーゴの最新作。ヘンリー・タンディという人物がモデルになっている。「訳者あとがき」には人が物語を読むことの意義と、人が物語を語ることの意味が書かれていた。「トンネルの向こうに」という邦訳タイトルも象徴的というか、示唆的であるが、原題は「AN EAGLE IN THE SNOW」とあり、モーパーゴは人間の測り知れない物語の結末に結び付くタイトルを付けたのかと思った。やはり、戦争は勝者にも敗者にも苦しみや悲しみ、不幸しかもたらさない。2019/02/10

ヒラP@ehon.gohon

26
戦闘機の銃撃を逃れてトンネルの中で停車した列車という、極限的な設定で語られる話はとても重いものでした。 ヘンリー・タンディという実在人物をモデルに書かれたフィクションですが、彼の英雄行為、ヒトラーを救ってしまわなければ歴史は変わってしまったのではないかという仮定は、とても刺激的でショッキングでした。 独特の世界の中で、少年たちへの問題提起を繰り返すモーパーゴのエネルギーを感じる一冊でした。2019/01/25

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