出版社内容情報
前作は茨城県や長野県の優良図書推薦を受け、厚生労働省の「児童福祉文化財推薦作品」の推薦も受けました。
アリソン・アトリー[アリソンアトリー]
著・文・その他
こだま ともこ[コダマ トモコ]
翻訳
いたや さとし[イタヤ サトシ]
イラスト
内容説明
ほっかほかのクリスマスのごちそう、お月さまへとんでいったビー玉、おじいさんがせおった春いっぱいのかごのおはなし…そうそう、虹が川でつれるって、知ってました?あたたかくてふしぎなアトリーの物語。
著者等紹介
アトリー,アリソン[アトリー,アリソン][Uttley,Alison]
1884‐1976。イギリスの作家。ダービシャーの農家に生まれ、マンチェスター大学とケンブリッジ大学で物理学を学んだのち、理科の教師になる。1920年代に雑誌に執筆をはじめ、1929年に「リトル・グレイ・ラビット」シリーズを出版。91歳で亡くなるまで、90冊もの子どもの本を書いた
こだまともこ[コダマトモコ]
東京生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務ののち、児童文学の創作と翻訳をはじめる。白百合女子大学講師
いたやさとし[イタヤサトシ]
1999年・2002年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
『月あかりのおはなし集』 https://bookmeter.com/books/402790 の続編。 『 おかみさんおきて、パイやいて / お月さまへいったビー玉 / トム・ティドラー / 虹 / はいいろの小石 』2021/10/04
timeturner
4
貧しくとも性格の良い子たちがたくさん出てくるけど、なぜかわたしはビー玉や小石に感情移入してしまった。ひょっとしたら前世は人間でも動物でもなく「物」だったのかも。そういえば前に読んだ『石のねずみ ストーン・マウス』もツボだった。ほかにそういう話ないかな。2020/02/29
桜絵
1
9月の締めに。月あかりだけではないアトリーの童話集。 アトリーはたくさん童話を書いているけど、とりわけ自然の描写が美しい。晩夏の日本で、クリスマスのイギリスにも行けるし、月世界にも行けるし、春を逃がしにも行ける。本当に子どもたちと自然の中や人々、家族の間を歩いているような短編集だった。 続から読んでいる。これの前作も読みたい。2024/09/30
きぬた
1
前作に引き続き素晴らしい!名作。素朴な日常にちょっと不思議な世界が混ざり込んでる。優しい気持ちになれるお話たち。おかみさんおきて、パイやいては、Dame Get Up and Bake Your Piesって曲が実際にあってYouTubeで聴けて、口ずさみたくなるような歌だった。トム・ティドラーのぴかぴかピンの歌は探したけれどわからず。2021/04/03
mayuri(Toli)
1
とても美しい、優しい月光で編まれたようなお話が5編。 読んでいる間繊細な描写にうっとり幸せだった。最初のクリスマスのお話が特に好きです。アトリーは子供たちのための偉大な作家だと改めて感じ入りました。2020/08/07