聖人と悪魔―呪われた修道院

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  • サイズ A5判/ページ数 463p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784092903746
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

ある日、若く美しい貴族青年シルヴァーノの目の前で人が刺された。殺人の疑いがかけられたシルヴァーノは、真犯人が見つかるまで修道院で身をかくすことになった。しかし、神に祈りをささげるその修道院で、次々と殺人事件が起きてしまう。古都アッシジに近い小さな修道院で起きた連続殺人事件…。真実は、証されるのか…。

著者等紹介

ホフマン,メアリ[ホフマン,メアリ][Hoffman,Mary]
1945年、イギリス、ハンプシャー州生まれ。ケンブリッジ大学で英文学を学び、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで言語学の学位を取る。児童文学を中心とする作品が80点あまり出版されている。現在は夫とともにオックスフォードに住み、三人の娘がある

乾侑美子[イヌイユミコ]
1941年、東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。家庭文庫を手伝った後、英独の、おもに児童文学の翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なつき

5
中世の修道院を舞台にしたミステリーと聞いちゃ放ってはおけません。年上の人妻に恋慕していた男爵家の一人息子は、その夫の殺人容疑をかけられ修道院に匿われる。だが、そこでも修道院に宿泊した商人が刺し殺され、その次には修道士が毒殺される。一方、その隣の女子修道院には兄から無理やり修道女にされかけている少女が見習いとしていて・・・。ミステリーとしては謎解きが適当、且つアッサリしすぎで、恋愛ものとしては主人公たちが薄すぎだが、修道院の生活と宗教画の説明はとても面白いかった。・・・アレ?いいのかこれで?2012/02/26

2
★★★☆☆ 帯には怪奇ミステリと記してあるけど、全然怪奇ものじゃないし、ミステリ色も薄い。クローズドサークル的なホラーとかミステリとかを期待するとがっかりすると思う。 14世紀イタリア絵画の香気を漂わせつつ、主たる舞台を修道院に置いて、サスペンスありラブロマンスありの上質な歴史小説。 2025/01/03

おのうち みん

2
表紙カバーがいい感じだし中世もので、読んでみが、正直イマイチ。ミステリーとしても中途半端だし、あのラストはないだろ。なん還俗すんだよー! 三組のカップルが全部同じように結婚してハッピーってどんだけバリエーションないの。殺された金持ちのじいいがかわいそすぎる。対象年齢もよくわからん。児童もので訳出てるが、中身はダメなご都合主義のメロドラマロマンス小説だった。2011/09/18

イータン

2
推理小説ではないけれども、謎解きに不満。犯人が死んでしまったら、推理が仮定のままでスッキリしないじゃん。2011/03/22

saimoon

2
修道院内での連続殺人なのに児童書なのかと思ったが、基本的に登場人物たちが善人だし、すべて落ち着くところが「めでたしめでたし」なので、そういう安心感と充足感はあったかな。殺人も起こるけど、動機やオチはなんだか安直で、サスペンスじゃなくて修道院という特殊な環境と、むしろその時代の人々と顔料造りについて書きたかったのかなーと思った。物語の背景部分が面白くて、それだけで満足。2010/04/19

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