出版社内容情報
児童から読める翻訳ファンタジー文学。
著者ダレン・シャン氏が「終わりのない物語はない。『ダレン・シャン』シリーズは、12巻をもって幕を閉じる」と、この11巻巻末の一文に書いた。この巻と、あともう一冊で、長いシリーズは終わりをとげる。まさにクライマックスを迎えたストーリーになっている。バンパニーズ大王と、主人公ダレンたちの追討隊は、遭遇する機会が4回ある―と予言されていた。その4回目がこの11巻にあるのだ。そして予想もできぬ意外な展開が、またもやダレンを待ち受けていたのだ。読者の心を捉えてやまぬハラハラドキドキのストーリー展開が、しっかりとした著者の友情論、勇気論、愛情論に裏打ちされて、類い希な人気の翻訳児童文学となっている。
ダレン・シャン[ダレンシャン]
著・文・その他
橋本 恵[ハシモト メグミ]
翻訳
内容説明
なつかしの生まれ故郷へ帰ることになったダレン。ハーキャットやシルク・ド・フリークとともに、故郷をめざす旅に出るが…。ダレンの原点ともいえるこの場所でどんな運命が待ちうけているのか。
著者等紹介
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京都生まれ。東京大学教養学部卒。大手都市銀行に勤務ののち、翻訳業に専念する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あむ
27
漫画より小説の方がずっとずっと残酷だ…。スティーブは本当に悪の帝王になってしまったのか。来たる日にそなえて、アニーとの子供をつくったというのか。ダレン、悪に染まらないで…2014/02/10
Yuna Ioki☆
25
これは…。児童書でこれは…。ダークすぎる^_^; もしかしたら(しなくても^_^;)スティーヴン・キングよりダーク…。子どもによってはトラウマになるレベルなのでは^_^; 世の中うまくいかないのが常だけれどこれはないでしょ。ダーク過ぎるけどどういう結末が待っているのかが気になって眠れない(笑)2013/10/22
ふろんた2.0
21
予想できないというより、そこまでするかという展開。「えぇ~、まじっすか」の連続。2014/12/02
くろり - しろくろりちよ
17
※ネタバレ注意※シルク・ド・フリークとともに故郷に戻るダレン。そこで待ち構えていた最終決戦の序章。序章といえど怒涛の展開。明らかになるべく事実が明かされていく展開だった前巻から、一転、先の読めない戦いに。ここでクレプスリー最期の言葉「にくしみに人生をゆだねるな。復讐にとりつかれ、ゆがんだ生き方をするな」の重みがずっしりと効いて来る。運命に翻弄されるか、抗うか。バッドエンドがちらちらと浮かびつつも、次巻、最終巻!2012/08/23
こふく
16
今までの勢いどうした?ってくらい急に語りや展開が子どもくさくなって少しダラけちゃうけど、あのラストに向けてじわじわと楽しむ。シリーズ通しての"わかってても辛い章"がある巻。2021/01/17
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