内容説明
多言語・多文化状況を生きる国ベルギー。様々な局面で複雑な課題を抱えるこの国をフィールドに、専門領域を異にする研究者が集結し、「多様性の中の統一」=「ベルギー性」を探る。
目次
第1部 政治と言語の複雑な関係(ベルギー連邦制の不安定化―「非領域性原理」の後退と求心力の欠如;ワロン語の標準化―方言学者と復権運動家の同床異夢 ほか)
第2部 言語と芸術活動の諸相(1)文学(解説(文学)ベルギーにおける文学
ティル・ウーレンシュピーゲルをめぐる“民族の記憶”―シャルル・ド・コステルからヒューホ・クラウスへ ほか)
第2部 言語と芸術活動の諸相(2)舞台芸術・アート活動(ベルギーの舞台芸術;ミシェル・ド・ゲルドロードにおける存在のモデルとしてのマリオネット ほか)
第3部 歴史と交流(一六世紀前半ネーデルラントの統一と渉外活動―一五二九年カンブレ平和条約履行におけるネーデルラント使節ジャン・ド・ル・ソーの機能;近代日本における商品陳列所の受容―ブリュッセル商業博物館からの学習と展開 ほか)
著者等紹介
岩本和子[イワモトカズコ]
神戸大学大学院国際文化学研究科・教授。専攻はフランス語圏文学・芸術論(ベルギーのフランス語文学、スタンダール研究)。博士(文学)
石部尚登[イシベナオト]
日本大学理工学部・助教。専攻は社会言語学(ベルギーの言語史、言語運動論)。博士(言語文化学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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