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出版社内容情報
全国のみなさんへ、ありがとうの気持ちをこめて伝えたい…。子どもたちが地震から学んだことを絵や作文などに託していきいきと描く作品集。
わたしたちEWC(地球ウォッチングクラブ・にしのみや)は、わたしたちがくらす西宮市で、身近な自然さがしや町のウォッチングなどを通して、地球にやさしい町やくらし方を考えようと活動している小中学生です。 ところがこんどの地震で、わたしたちの町はめちゃめちゃです。ショックでした。いやというほど悲しいことや、つらいことがありました。でもつらい生活の中で、みなさんが救援物資やはげましのお便りを送ってくださったことは、とてもうれしいことでした。ほんとうにありがとうございました。 地震のショックから立ち直って、わたしたちは、なにかみなさんの役に立てないかと考えました。そしてEWC子ども委員会を作って、わたしたちが地震から学んだこと伝えたいことを本にすることにしました。 この本を作るために、市内400人近い子どもたちから作品が寄せられ、6000通のアンケートが戻ってきました。それを30人の子ども委員会のメンバーとボランティアの人たちがまとめ、市内各所にインタビューをして、この本を作りました。 この本は、はげましを寄せてくださったみなさんへの、わたしたちからのお礼です。どうか読んでください。
目次
震災体験の記録をつくろう!!
’95.1.17午前5時46分ぼくらの町
大地震から学んだこと―6000人の子どもアンケート
はげましをありがとう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんだうにっこ
2
兵庫県西宮市の、主に小中学校と高校の子どもたちの、被災した自分たちの、絵・詩・作文・壁新聞や、アンケート、インタビューなどのまとめ。子どもたちの書いた文集は他にもあるが、この本は子どもたちが中心に作り、カラー写真で壁新聞なども収録されている。西宮市は1010人が亡くなり、うち60人が小中学生以下。今津で阪神高速高架が落ち、夙川は震度7、西宮北口周辺は一変したし、仁川は地すべり資料館が今はある。家族をなくした子の文章もある。しっかりした文章を書けたしっかりした子も、そうでなかった子もいる。2020/11/21