内容説明
「12歳」世代(小学生中・高学年)が書いた小説を編者たちは「12歳の文学」と呼んでいます。小学生限定の新人文学賞「12歳の文学賞」に集まった多くの作品の中から選りすぐりの作品を集めました。今しか書けない、今だからこそ書けた物語の数々が始まります。第三回12歳の文学賞上位受賞作品収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめけろ
7
どうしても、自分の12歳の時代を思い起こして、比較して、やっぱりすげー!ってのが正直な感想です。まあ、中にはレベルが低そうな作品もありますが、そこは子供の独特の感性が光ってるってことで。3年生の娘が応募しようなんてほざいてたんですけど、まずは何か書いてみんかい、と言いたいです(あ、関係なかったですね)。2012/07/04
Chikke
3
軽い気持ちで、息抜きがてらに読もうと思って手に取った。でも、みんなすごかった。作者のページも読んで、全員素敵な大人になっていくのかなあって。審査員の大人は、12歳の独特の観点を思う存分発揮してくれ、と言っていた。私も小学生の世界を覗いてみたい。2014/08/16
さき
2
大賞の中石くんは、文体こそ小学生っぽさがあるものの、中身が大人顔負けで驚きました。個人的に好きだたったのは、恵比寿様のお話が好きでした。彼の受賞者エッセイもおもしろかった!2015/05/07
ヌッシー
1
本当に小学生が書いたのかと思うくらい文章のレベルが高い作品がいくつもあった。その中でも「陽射し」は物語に引き込まれてしまった。2014/09/05
すの
1
とりあえず一言でいえば、やはり「十二歳」の功罪です。 数編収められた「文学」ですが、大賞の「陽射し」、あるいは中川翔子賞「わたくしはねこですわ」を除けば、小学生の「作文」のレベルを超えるものではないというのが正直な感想。 本書の大賞「陽射し」の中石海にしたところで、同じレベルで書き続けて、はじめて作家といえよう。 2009/07/09