出版社内容情報
リトルピープルのハーキャットは、自分の前世は誰だったのかを探す旅に出る。主人公ダレンも同行し、異次元の世界の冒険をすることになった。ハラハラせずには読めないストーリが展開する。
ダレン・シャン[ダレンシャン]
著・文・その他
橋本 恵[ハシモト メグミ]
翻訳
田口 智子[タグチ トモコ]
イラスト
内容説明
大切な人を失ったダレンは、ハーキャットと二人、シンク・ド・フリークへ。みんなのやさしさにいやされかけたとき、サーカスを訪ねてきた者は―。ハーキャットの正体にせまる、シリーズ第10作目。
著者等紹介
シャン,ダレン[シャン,ダレン][Shan,Darren]
1972年、ロンドン生まれ。6歳でアイルランドに移る。作家。大人向けの作品を経て、『ダレン・シャン―奇怪なサーカス』で子ども向けの世界へ
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京都生まれ。東京大学教養学部卒。大人向けのノンフィクションを中心に翻訳してきたが「子育てに奮闘中の現役ママ」として児童書・ヤングアダルト分野に転向
田口智子[タグチトモコ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
16
前作でバンパニーズ大王の正体がわかり、引き換えにクレプスリーを喪ってしまったダレンたち。みんなその喪失を嘆くが、ダレン一人は心が冷え切って泣くことができない。これは辛いね。しかし今作ではそこからいったん離れて、ハーキャットの正体を探す旅へとダレンは向かう。正直ハーキャットの正体が誰であれ、ダレンとの絆の深さは変わらないのなら、バンパニーズとの戦いの、一刻を争う時に、このサイドストーリーは必要かな?と思う。物語の勢いを削いだのでは?とはいえ残りはあと二冊。次は、最終決戦近くまで話が進むでしょう。2023/01/17
Betty
16
悲しい出来事があり無気力状態のダレンは昔の古巣シルク・ド・フリークへと戻る。少しづつ気持ちの整理を付けたところでハーキャットの自分探しの旅へ同行する。まったくデズモンド・タイニーは悪趣味である。外伝を入れたらあと3冊ダレンの冒険から目が離せませんね。2012/08/22
武蔵野きつね
13
今回はバンパイア戦争を中断してハーキャットの謎を解くために2人が数々の難関に挑まされる。難関の先にあるハーキャットの正体とは?次々と進む展開が相変わらず面白い。2019/11/09
紅羽
7
大きな悲しみを乗り越え、前へ向かって歩き出すダレン。そんな中、不思議な絆で結ばれていたハーキャットの正体が判明しました。この先に何が待っているのか予想もつかなくなってきました。2013/04/21
d
6
第十巻。今までで最も展開が派手、というかファンタジー色が強かった。ハーキャットの正体も分かり、未来の不穏な姿も見せられる。クレプスリーがいない世界は切なかったが、大切な人がしっかりとダレンのそばにいてくれて良かった。2015/06/09