出版社内容情報
美しい南の島を舞台にくり広げるシロとマリリンのすてきなラブ・ロマンス。
もくじ 1 運命の出会い 2 小さな恋人たち 3 ぼく、泳げたよ! 4 マリリンに逢いたい 5 傷だらけのシロ 6 炎の中へ 7 さようなら、マリリン 8 エメラルドグリーンの涙 ●あとがき
内容説明
「アン、アン!」ごみ捨て場で鳴いているちっちゃな子犬。思わず抱きあげる大輔。シロと大輔の運命の出会いだった。大輔は、シロを連れて故郷沖縄へ―。白い砂、ぬけるような空、青い海を舞台に、シロとマリリンのラブストーリーが始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おすもう
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ハチ公物語と同じく、人間よりはるかに理解力の乏しい動物が、その行動で人間の想像以上の事を成し遂げる話に、素直に感動した。ひねくれた思考が脳内を席巻する中で、かつての純粋な目線を思い出させてくれたような気がする。2012/01/16
アヴィ
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マリリンに逢いたいというタイトルなので、マリリンが主人公ではなく、マリリンに逢いたいマリリンに恋しているシロが主人公の作品。毎日のようにマリリンに逢いたいが為に南の海を3kmほど泳ぐシロ。そんな姿にそれぞれ何かを感じたり、自分を重ね合わせたりする人間達。人間が失った純粋なラブロマンスを犬に仮託したのだろうか、だがシロとマリリンには哀しい運命が待ち受けていた。2025/04/11
薔薇乙女
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映画がすごく話題になってたなぁという思い出。初めておこづかいで買った小説だったかも。2023/05/22