出版社内容情報
古代オリエントの国ぐに。
ピラミッドに代表されるエジプト、「歴史はシュメールから始まる」と言われるほどの文明を築いたメソポタミアのシュメール人、オリエントを統一したアッシリア、広大な領土を支配したペルシア……。紀元前の世界の大きな歴史のうねりを劇画と、充実したコラムでわかりやすく展開しました。古代オリエントの諸文明とその時代の人々の息吹きが生き生きとよみがえります。
内容説明
紀元前3000年ごろには、エジプトのナイル川と、西アジアのチグリス・ユーフラテスの二つの大河の流域の各地に都市が生まれ、やがてエジプトで、つぎにメソポタミアで統一王国が樹立されました。文明は必ず外にひろがり、まわりの民族を文明化します。そのさい、平和な交流もあれば、はげしい力の争いになることもあります。この巻では、紀元前のオリエント世界で起こっていた激動のようすを、見ていくことになります。
目次
第1章 エジプトの文明(王国の始まりからピラミッド時代へ;ファラオの国エジプト)
第2章 メソポタミアの文明(シュメール人の文化;サルゴンとアッカド帝国の興亡;ハンムラビ王のバビロニア)
第3章 オリエント諸国家の興亡(アッシリア帝国;アッシリアの滅亡と新バビロニア;フェニキア人の活躍)
第4章 古代のペルシア(メディア王国の台頭;ペルシア帝国)