出版社内容情報
●あらすじ●のび太が二十二世紀の福引きの外れ券で、手に入れた小惑星。その星は広大な草原と美しい森と湖をそなえたすばらしいところ。そこでのび太とドラえもん、それにジャイアンやスネ夫、そして、しずちゃんたちは、そこにねじ巻き都市を作ることにした。五人はさっそく生命のねじを使い、ぬいぐるみや人形、ラジコンにまで生命を吹きこみ、さらにタマゴコピーミラーを使い、次つぎと新しい生命を誕生させた。そして、落雷により、高い知能を持ったぬいぐるみ、ピーブの誕生を境に、ねじ巻き都市は環境重視の大都市へと大発展し始める。そんなとき、前科百犯の狂暴な脱獄囚、熊虎鬼五郎がねじ巻き都市に侵入した!! 鬼五郎はタマゴコピーミラーを偶然手にすると、なんと自分自身を大量コピーしてしまった!! 平和なねじ巻き都市に、凶悪な鬼五郎が大発生!! なにも知らならないのび太たち!! 空前絶後のおもしろさで展開する大長編シリーズ第17弾!!
藤子・F・ 不二雄[フジコ エフ フジオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
5
「種をまく者」の存在。地球にも種をまいたのかなぁ。2016/08/23
大泉宗一郎
3
F先生の絶筆。自身が手を入れたのは最初の三ページのみで、自分の余命を覚悟したのか、大量のメモ残してのちのストーリーを藤子プロに託したという。見つかった時にも、鉛筆を握っておられたそうだ。子ども心をくすぐる設定や、環境問題、カーネルおじさんが出てくるなどと言った小ネタはF先生らしくて、言われるまで藤子プロ作だとも気付かなかった。地球や火星に「生命の種」を撒いた神様(?)まで登場し、スケールも壮大。「地球の未来はきみたちにかかっているんだ。がんばってね。」と、作中、F先生が言った言葉を、噛みしめたいと思う。2014/04/08
ごみくそ野郎
2
ちなみにテントウムシコミックスのほうで読んだけど、これが検索にひっかかったので、これで感想。調べたところコレが藤子・F・不二雄先生の遺作だったようで。しかも先生が描かれたのは表紙合わせた3ページほどらしい。(Wikipediaより) 読み始めて明らかに先生の絵じゃないし、コマ割り含め、漫画として全体的に酷いと思ったらそういうことかと合点がいった。先生の漫画と勘違いして読むとがっかりするね。2018/01/02
ペコ子
0
この作品が遺作らしいですね。ぬいぐるみの世界というファンタジーのなかで環境問題がでてきたり、好きな作品です。泥棒さんも自首してよかった2017/07/24