出版社内容情報
文明が滅びて数百年、暴君に支配されたこの国に生を受けた双子、タタラと更紗。“運命の子供”が駆け抜ける、衝撃のジパング伝説!
国王直属の大老を討ち、赤の王・朱理が復活した。更紗は茶々らが率いる援軍と合流し、赤の軍とタタラ軍の攻防戦が始まった。更紗と朱理は再会し、幸福な一夜を過ごすが、2人はいまだ互いの正体を知らない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速水こもみち
21
「願ったものはなんだったのだろう」苦悩する更紗のこの一言はすごく重い。2017/03/05
せ〜ちゃん
15
★★★★★2012/10/30
まふぃん
12
愛し合ってる二人ならそうなるよね~。でも今後の展開でどうなっていくんだろう。2016/08/19
ヨダ
5
なっちゃんひーちゃんコンビ大好きだー。そして、二人に迫る現実が過酷。2014/08/13
カキ@persicape
4
殺されない国を願い先導をきる更紗。「あなたは女でありながら女の苦しみも痛みも決してわかりはしないのよ。だから平気で戦ったり人を殺したりできるんだわ。」タタラでなければいけなかった更紗は気持ちの行き場を失くす。亡き盟友と夢を育てた国に帰り咲いた朱理。残った兵わずか50。友との夢の地も砂と化した。「望んだものはなんだったのだろう?」「願ったものはなんだったろう?」モノローグの掛け合いが哀しく美しい。朱理の前では更紗でいられる。更紗の前では朱理でいられる。求めた相手は宿敵。戦場でまみえた先に何があるのだろう?2016/01/25