小学館文庫<br> 鵺 〈後編〉

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小学館文庫
鵺 〈後編〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091912251
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

寂しき妖魔・鵺。四辻と成島の家にまつわる謎と裏切りの露見とともに、篠夫に巣喰ったその怪物は静かに姿を現した。篠夫の周囲に死の影が色濃く落ちる。悲劇の予感が漂うなか、ついに発覚する悪事の数々、花の悪党3人組に追手が迫る。雪の中、江戸脱出をはかる主理と篠夫。そして、大捕物が始まる…。大江戸ピカレスク・ロマンの傑作、完結編。「夢占舟」「昼の月夜の谺」を同時収録。

寂しき妖魔・鵺(ぬえ)。四辻と成島の家にまつわる謎と裏切の露見とともに、篠夫に巣喰ったその怪物は静かに姿を現した。大江戸ピカレスクロマン完結編。「夢占舟」「昼の月夜の谺(こだま)」同時収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

7
悪人らしい悪人もいず、どのキャラにも裏表あるし、イイっすね、人が死んでナンボって感じで。あ、木原敏江先生の愛称がDOZIさまっていうのは初めて知りました。ほいで巻末エッセイはモー様こと萩尾望都先生(かぶれてんな、オイ)2015/04/30

Kyo's

3
ずっと待ってた木原敏江の「夢の碑」がKindle化してたのに気づき、思わず全巻ポチって読み倒してしまった。多くはどれも絶望的なまでに愛情に飢えた美青年が登場する話で、破滅と引き換えに何よりも欲しかったものを手にする。悲劇の中にほんの少しだけ織り交ぜられた救いの余韻がたまらない。個人的にはこの「鵺」と「雪紅皇子」が一番のお気に入り。絵は古いが耽美で華があり、まさに本作のような滅びの美学を描くに相応しい。2018/06/18

Mei Murakami

3
中編の存在を知らず一気に後編へ。篠夫と主理の成す結末は、彼らが出会った時から薄々気づいていた。それでも2人の危ない橋ばかりを渡る姿を見ずにはいられなかった。本当に美しかった。元々、美しい という言葉は女性へ向けられたものではあるが、例外もあるのだなと。見目麗しい男衆とは裏腹に、美しくも心の醜い人間的過ぎる女衆。今の世では表沙汰にならない男女のまた別の一面がありありと描かれていて非常に面白かった。2015/03/07

ユキ@うろちょろ

1
篠夫の恐ろしく純粋で、真っ直ぐな愛が壮絶。篠夫の愛はひたすら内側の自己へ向かっている。自分を愛して欲しいから他人を愛する。与えられることを期待しての愛。それがまた激しいからこそ孤独に見える。夢の碑シリーズで、最も壮絶な物語だと感じた。ちなみに碑シリーズ通して読むと、最後に出てきた水干の美青年が誰か分かる。篠夫の因縁みたいなのが見えて面白い。

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