出版社内容情報
人間の心を中和する「創造主の平和」に反発する都祈雄は魔族の側に立ち、魔の呪文で覚醒させた人工知能コンピュータ・マニアックを使って神のコンピュータ・メディックに挑戦する。一方、1500年の企みを成就させたルシャナは日本全土から魔を召喚した。ついに神対魔、コンピュータ対コンピュータの全面戦争が始まった。だが、ルシャナと融合したマニアックは反乱を起こし、そして、都祈雄と摩由璃にも重大な変化が現われる…。
人間の心を中和する「創造主の平和」に反発する都祈雄は魔族の側に立ち、神のコンピュータ・メディックに挑戦する。神対魔、コンビュータ対コンピュータの全面戦争が始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
karatte
5
インターネットが発達した現代にこそ響くであろう、人と機械と神と魔のリアリティ。傑作なり。2008/12/20
ユキモリ
4
再読。ラストのソフトランディングが佐藤史生さんらしい。摩由璃との混合体を経た後の都祈雄の活躍がつくづく見たかった(番外編の「打天楽」は主役ではないので)。読めば読むほど深みにはまるシリーズで絵と話が実に好みでした。2013/01/14
labyrinth
4
調べたら25年前の作品。色あせることない傑作SF、なんて月並みな言葉。コンピュータと宗教の概念の混ざり方、カオスだ、オカルトだ!(発狂)。人類を巻き込む事件、大好きだ。マニアックとルシャナ、その他落ち着いた登場人物もかっこよすぎる、なんてキザなんだろう。2012/05/05
三月★うさぎ
3
何度でも読み返してしまう。2008/11/09
とらやん
2
神と魔の戦いはよくあるテーマだけど、そこにAIを絡ませるとは。しかも書かれたのが1984年とは恐れ入ったぜ。独特の筋回しでちょっと分かりづらかったけど、リアルタイムで読んだら、絶対夢中になってただろうな。2025/02/14